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「ランチは希望」というセリフが忘れられない

昨日終了した半沢直樹の「倍返し」のように、ドラマの名言というのはたくさんある。でも、もしかすると、ぼくが一番日常で思い出す名言は竹内結子さんが「ランチの女王」で言ったセリフ「ランチは、私たちの希望なんです」なのかもしれない

うる覚えだけど、ランチを豪華にして値上げしようと相談するレストランの仲間に対して、「働く女性(当時は確かOLと言っていた)にとって、ランチは平日の唯一の楽しみだから、手軽に食べられる1000円に抑えないとダメ」そんな訴えをしていたと思う。

当時は学生だったので、特に何も思わなかったのだけど、社会人になってわかった。

ランチは大切だ。

仕事途中の休息でもあり、好きなものを食べられるご褒美でもあり、そして、愚痴を言い合って午後に備える戦闘準備の時間でもある。ランチという楽しみがあるから、なんとか職場に来ている人だっていると思う。

あれから18年、消費税も2回ほど上がったけど、今でもランチは大体1000円以下。そんな中、店頭で1200円のメニューを見たりすると竹内結子さんの「ランチは、私たちの希望なんです」という言葉がぼくの頭にこだまするのだ。

あのドラマを見た飲食店の店長の中には、ランチメニューを書きながら、竹内結子さんの声が聞こえてきて「1100円」を急いで「1000円」に修正している人がいるんじゃないかな。

そのくらい、印象的な声で、素敵な演技だった。

ご冥福をお祈りします。

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