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タクシー動画広告の「改善提案」

2、3年ほど前からだろうか。タクシーの後部座席に動画広告のモニタがつくようになった。

最近は広告よりも

当初は、顔認識で年齢、性別を分けた形で広告をしていて、なんだか気持ち悪かったけど、最近はみんなマスクをしているのでそれも難しくなっているようだ。

そして、このコロナ禍、そもそも広告主がそんなに集まらないためか、これまでのCMと違って、バラエティ番組みたいなものが流れていることが多い。

有名人のおすすめの本とか、お店紹介などである。

でも、先日あるタクシー運転手さんと話を手いたら「ラーメンの名店紹介はやめて欲しい」と嘆いていた。

ラーメン紹介がダメな理由

というのも関東のお店ばかりで、「東京の店ばっかり紹介されてもいけんへんやろ」とお客さんに怒られるらしい。

まだ自分が食べに行けるのならいいけど、行くことのないお店の美味しそうな動画がどんどん流れてもしようがない。そして、そもそも、京都人に「東京」のお店を紹介すると、基本的には不機嫌になるのだ。

そして、一番困るのが、京都から郊外の自宅までお客さんを運んでいる途中で「あー、動画見てたらラーメン食べたくなってきた。そこのラーメン屋の前で止めて」と、途中で降りられることだそうだ。

確かに、仕事帰りに見るラーメンの動画は、大変な「広告」効果である。

タクシー会社にとっては、副収入になるとの思い始めた広告動画なんだろうけど、意外な形で減収につながっているのかもしれない。

ぜひ地域に合わせて

そういえば、今回ここに書くために「タクシー広告」で検索すると、すぐ後ろに「うざい」と出てきた。

最近、この広告を嫌がっている人は結構多いのかもしれない。

でも、この取り組み自体はすごく面白いことだと思うし、たくさんの可能性を秘めていると思う。

まずは、地域ごとにあわせた動画を作るようにしてもらえれば、もっとみんなが親しみを持てるようになると思う。

特に、実際にタクシーで行ける場所の広告が出すことに意味があると思う。

そうすれば、すごくいいお店を見つけて「このお店に行き先を変更して!」と、予定の場所よりも、もっと遠い場所までタクシーに乗ってくれるようになるかもしれない。

コロナ禍で大変だろうけど、ぜひぜひ検討して欲しい。

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