大豪寺勉の孤独な闘い

(ハァ…ハァ…)
嫌な汗がとめどなく流れる。
(なんで…あの時…)
悔やんでも、もう遅い。
(進め…とにかく進むんだ…)
そう、私は今…

腹 が 痛 い 。

この大豪寺勉、自分で言うのもなんだが輝かしい道を歩いてきた。
スポーツ万能、容姿端麗、難関校を常にトップで卒業し、誰もが羨む大企業で出世コースを倍速で歩いている。
そんな私が下着を汚すなど…

閑静な住宅街、駅前のコンビニから自宅までトイレを使えるような施設はない。
帰還不能点は先ほど超えてしまった。
この状況で20m余計に戻る事は200m加算されるに等しい。
…意味のわからない計算だが、多分そうだ。

「クソッ(※駄洒落ではなくマジのやつ)…見栄を張ってこんな所に越してくるんじゃなかった…」
私は身をよじりながら角を曲がる。

[この先、工事中につき迂回お願い致します]

最短ルートを封じられた私はお辞儀をする作業員のイラストを睨みながら、必死に別ルートを検討し始めた。

【続く】

#逆噴射プラクティス

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5

北浜勇介

しがない4コマ描き。

逆噴射のアレコレ

2つ のマガジンに含まれています

コメント1件

ああっ!
悪夢は特急列車にのって団体旅行でやってくるという格言通りのひどいことに!
下着の準備はできた?
括約筋のトレーニングはすませた?
続きを読みたいからスキを押します!!
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