意識上手はトーク上手

喋りの仕事をしていると「よくあんなにポンポンと言葉が出てきますよね」「頭の回転が速くないと出来ない仕事でしょう」などと言われることが多々あるのですが、実際の自分はというと、、、真逆。普段はおっとりとしていて、忘れ物は多いし、目的地を通り過ぎてしまうなんてことも日常茶飯事。

仕事の時はスイッチが入るからでしょう!?もちろんそういった事も少なからずあるとは思いますが、それ以上に「コツ」です。しゃべるコツさえ掴んでしまえば誰だって上手く発信することが出来るんです。「電話すら好きではないし、学生時代から発表の時になるとあがってしまい、口ごもってしまう」そんな人こそ才能の可能性アリ。ただ単に取り違えているだけかも知れません。

私はラジオパーソナリティとして23年間、生放送で台本無しのフリートークを続けていますが、ずっとずっと「喋るのが苦手」「何をしゃべったら良いのかわからない」「極度の人見知り」「緊張しい」でした。今だにその名残は大いにある。

では、どうしたら誰でも簡単に上手にしゃべれるのか?そのコツはと言うとズバリ「しゃべること以上に伝えることを意識する」です!

この人の話は人を惹きつけるな、魅力的だなというトークの共通点は「飾らずありのまま」という点。偉人たちの格言や、タレントさんの発言の引用は用いるのも良いが、あくまで”他人の話”なのでリアリティに欠けてしまう。例えば、朝礼の時の校長先生の話なんかを思い出してほしい。昨日のスポーツの話題があまり響かないのも”人の話”だから。

「話そう」「話さなければならない」というスイッチだとボキャブラリーがない、準備しなくてはという、やらなきゃならないモードに陥ってしまうので実は非常に効率が悪いのです。

うまいこと言おう、キレイに収めようと趣をおかず、とにかくシンプルに話す。いろんな情報と感情が転がり落ちているからこそ、あらゆるものに目が行き、それらを拾い上げ上げようとするも選べず=結果、うまくいかない。で、他者の話題をもってきたのに「自分は喋るのに向いていない」と最終的に自分のせいにしてしまう。このサイクルを繰り返している人って多いんじゃないかな。

意識上手になるには、とにかく多くの人と出会ってその意識の使い方をパクる。友達が1人もいなくたって、誰かと会うのがクソ面倒くさくたって、この時代SNSやネットなどでいろんな偉人の意見もつまみ食いの如く接することが出来る。家に居ながら何ものセミナーに参加してるくらいの価値を得ることが出来るのです。

「情報上手」については別項でお伝えしますが、ネットの情報、、、特にTwitterなどのSNSを見てイラつく人は、その程度の人からフォローされていないし、フォローしていないということ。商品を販売する時にターゲットを決めるのと同じように、自分がどういった人間になりたいのかを、もう1度考え、フォローする人を考えなおしてみよう。これだけで入ってくる情報が格段にUPします。

トーク力とは喋る内容ではなく「意識」や「心持ち」であることはこれまでも今もこの先も絶対に揺るぎないものなので、まずは思い→感じ→行動してみよう。気が付いたら肯定的な意見が多くなり確実にトーク上手になっている自分がいるでしょう。

先日、某企業で講師を担当させて頂いたトークメソッドを少しだけお裾分けです。さぁ、今すぐ今持っている不要な考えをアップデートさせよう!


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