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幸せは回転寿司のお皿の上にある

運のいい人と成功する人の星は少し違う。私は円形脱毛症になってから、月一で美容室に行って、また脱毛ができていないか大塚さんに調べてもらう。週刊誌を手に取って、間違い探しのページを探していると、星占いのコーナーに当たる。なぜか魚座の魚が二匹でなく一匹だけという自作のイラストにギョッとしながら星占いのコラムを読んでみる。「運のいい人ってどんな人ですか?」という問いに、その占い師はこう答えていた。「運のいい人=成功した会社の経営者。会社の経営者は常にポジティブでくよくよしない。」確か、そのような内容だった。

なにしろ、魚座が一匹魚の星占い。私はすぐに、目的の間違い探しに移る。運のいい人が会社の経営者になるわけではない。会社の経営者になりたい人が、会社の経営者になる。政治家になりたい人が、政治家になる。そもそも、運のいい人は、行きたいところに行って、やりたいことをして、なりたい人になるはずだ、と私は思う。

運のいい人は、素直な人。
成功する人は「わざわざ」な人。

運のいい人は、シンプルに、素直に行動できる人。成功する人は、2つ道があれば、あえてわざわざ険しい道を選ぶ人。星で言えば、前者はライツ同士が調和、もしくはライツが吉星と調和座、後者は凶星と不調和座の人。成功する人ほど、波瀾万丈で、悪いと思われた星を持っている傾向にある。それに、常にポジティブである必要はない。常にポジティブでないといけないと思うと病んでしまう。人間はポジとネガを繰り返す生き物。たまにはくよくよするくらいの方が健康にいい。

運のいい人代表、有吉弘行。

「有吉クイズ」に答えがあった。有吉さんは、目的地に行く前に、ふらっとご飯屋さんに入って、黙々とご飯を食べる。好きな時に、好きな物を、好きなだけ食べる。苦手なものは、無理せず残す。残しちゃってすみません、ありがとうございましたと丁寧にお礼を言ってお店を後にする。これこそが究極の、運のいい人の生き方。有吉さんは、ライツ同士が調和する、素直で運のいい人の好例で、特に、双子座を含む風のトラインは芸能人の最強パターンだと思う。「わざわざ惑星の人々」、つまり成功する人の法則については、また別の機会に話そう。

「回転寿司と一緒ですよ。じーっと座ってるだけじゃ食べれないでしょ。チャンスが巡ってきた時に、アクション起こした人だけ、おいしい思いができるんです。簡単でしょ?運開くの。」

これは授業中にメモした先生の言葉。運は運ばれてくるもの。運がいい人は、スマホなんか見ないで、回転するお皿の上を凝視している人。回ってきた時に、タイミングよく手を伸ばせる人。まるで猫。星を待って、巡ってきた星に、狙いを定めて、ぴょんと、飛び移る。まさにトランジット。素直であること。そしていつも笑っていること。運のいい人がやっていること。それだけ。

ちなみに、写真は回転寿司でなく、三輪の流しそうめんの台の上。幸せは、流しそうめんのプールの中に。幸せは、いつでも束で、やって来る。

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