推しができた話

最近、初めて「推し」というものができました。

初めてというとちょっと語弊があるかもしれません。アーティストのファンになって、ファンクラブに入って、コンサートに行って、という経験はなくはない。

ただ、「推し活」だの、「推しが尊い」だのと言われるような時代ではなかったのです。アクスタ持ってお出かけして、写真を撮ってSNSにアップするということはなかった。(というかSNSがなかった)

「推し」という単語が巷で言われるようになってからは、初めてできた推しです。

ファンクラブに入るほどファンになったアーティストはこれまでいくつかいますが、その中でも今でいう「推し」と呼べそうなくらいの、その人物自体にときめきを覚えるくらい好きだったのは大江千里くらいでしょうか。

中学生~高校生くらいの時期、大江千里が好きでした。アルバムでいうとAPOLLOからGiant Stepsくらいまで。ファンクラブに入り、CDやビデオを買い、コンサートにも行きました。歌声も好きでしたが、ビジュアルも好きでした。APOLLOから入りましたが、それより過去の、前髪を下した可愛いビジュが特に好みでした。

しかし高校3年生くらいからはテクノに目覚め、電気グルーヴとYMOにハマり、以降、推しと呼べそうなハマり方をすることはない人生でした。

一度Perfumeのファンクラブに入ったこともありましたが、Capsuleきっかけで中田ヤスタカの音が好きだったという関係で、Perfumeのメンバー自体が好きだ、「推し」だという認識では残念ながらありませんでした。(箱推しに近い感覚ではあったかもしれません)

それがアラフィフにもなって突然、出会いがやってきました。YouTubeではゆっくり解説ばかり流し見している毎日でしたが、たまたま、オススメに出てきたMELOGAPPAの動画をクリックしたら・・・。歌のうまさ、声質、歌っているときの表情に、つい引き込まれてしまったのです。沼に引きずり込まれてしまった。

とまあ、推しについて語るのはまたの機会に譲るとして、今回は私にも推しができました、というお話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?