Maker Faireは過去形になってしまうのか

※6/10追記:8月のMaker Faireは問題なく開催されるようですね。よかった。

https://makezine.jp/blog/2019/06/current_status_of_maker-media_and_maker_faire_tokyo.html


衝撃的なニュースが飛び込んできた。一昨年にリタイアしたものの、Maker Faire Tokyoと、その前身のMake Tokyo Meetingには毎年のように展示する側にいて、活気を浴び続けてきただけに、この先、どうなってしまうのか気になってしょうがない。

Financial troubles have forced Maker Media, the company behind crafting publication MAKE: magazine as well as the science and art festival Maker Faire, to lay off its entire staff of 22 and pause all operations. TechCrunch was tipped off to Maker Media’s unfortunate situation which was then confirmed by the company’s founder and CEO Dale Dougherty.

Financial troubleという単語から始まり、全スタッフを解雇。雑誌もイベントも止まる。公式に語ったのではなく、Dale DoughertyがTechCrunchにtip off(こっそり語る)ということらしい。全員解雇したから広報担当も不在ということだろう。

But Dougherty is still desperately trying to resuscitate the company in some capacity, if only to keep MAKE:’s online archive running and continue allowing third-party organizers to license the Maker Faire name to throw affiliated events. Rather than bankruptcy, Maker Media is working through an alternative Assignment for Benefit of Creditors process.

全員を解雇したものの、オンラインアーカイブと、MakerFaireという名前を第三者にライセンスする機能だけを残した会社をresuscitate(復活)させようとしている。

The company wasn’t that interesting to its investors anymore. It was failing as a business but not as a mission. Should it be a non-profit or something like that? Some of our best successes for instance are in education.

investor(投資家)にとっては魅力ある事業ではなかったと認めている。ビジネスとしては失敗したが、ミッションは失敗していない。教育は成功したのだと。

Regardless of the outcome of revival efforts, Maker Media has helped inspire a generation of engineers and artists, brought families together around crafting, and given shape to a culture of tinkerers. The memory of its events and weekends spent building will live on as inspiration for tomorrow’s inventors.

この締めは気になる。こんなイベントがあったよねという記憶は明日の発明者のインスピレーションとして残るって、まるで名前も文化も消滅するかのような書きっぷりだ。Dale Doughertyが「ライセンスを提供するだけの会社」を存続させようと言っているものの、それはすぐには実現しないということだろうか。

一時期の自分は展示場に集まる通りすがりの人を驚かせることに情熱を燃やしていた。その当時に、来年からは開催されないというニュースを聞いてたらどう思っただろう。

日本のMaker Faireがどうなるかは今の時点ではわからないが、仮に消滅してしまったとしても、Maker Faire以外の技術イベントが受け皿となり、日本の発明家は将来に渡って観客との触れ合いを通じて、インスピレーションを得る環境が残ることを願う。


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