エストニアが電子政府をオープンソースに

何かとオープンソースが話題になる昨今、何がオープンソースになっても驚かないと思ったが、電子政府のソースコード公開には驚いた(別に驚かせたくてやってるわけではないと思うが)

Sharing software and solutions gives companies the opportunity to build new products and services or develop existing ones. It also supports the development of the e-state. These solutions can be and should be used and shared more across different areas of governance in Estonia. This way we avoid reinventing the bicycle each time and also save on development costs

エストニアの企業が新しい製品を開発するときに自転車を再発明せず、開発コストを抑えられるようにということらしい。これ、利活用できるのか。

This will bring public and private sectors closer, allow for more collaboration and transparency and will serve our common interests of ensuring a sustainable long-term e-state

そして、公共と民間が近くなる。なるほど、日本で言えばマイナンバーのデータを民間企業が扱うような場合があるとして、Excelで書かれた仕様書を読み解きながら開発するより、共有されたソースコードを使ったほうが楽だし、その分、普及もしやすい。仕様書を公開してるのに、それだけでは誰も何も作れないことって多い。

さて、実際のところ何が見えるかというと3つのプロジェクトだけで、あまり政府を構成する中核という感じがしない。まず公開してからコンテンツを増やすか、コンテンツが集まってから公開するかが難しいが、おそらく大臣が自分の任期のうちにやりきろうという感じがする。定期的に見てたら増えているのだろうか。


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