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マガジン新設で健康な執筆へ ー6月の報告

2019年6月から「アートの探索」マガジンを開始しました。購読者数、売上の1部で買った/買う予定のもの、現時点での感想を書いていきます。

購読者数

現時点(7月4日)で15人の方に購読いただいています。ちゃんとした説明記事も書かないままに、期待と信頼を寄せて購読いただいた方々にこの場を借りて感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございます。

実際、読んでみてどうでしょうか?こんなテンションでとにかく自分の経験や思考を書き綴っていこうと思っています。

「もっとこんな内容が読みたい」「こういうところが知りたい」などありましたら、TwitterのDMでもコメントでもメンションでも、ご連絡いただけたらありがたいです。

買った書籍

マガジンの売上の一部で買った書籍を紹介します。

『世界のビジネスリーダーが今アートから学んでいること』

「アート思考」について知る、もっともよき手がかりとなりました。この本を参照して書いた記事はこちらになります。ぼくは「アート思考」について、可能性を感じながら批判的なスタンスをキープしている感じです。

『ゲンロン1 現代日本の批評』

鈴木忠男さんと東浩紀さんの対談目当てで買いました。ここで語られていることから、芸術界の助成金依存/市場主義の分断について思考をめぐらせました。「制作の思想」と「運営の思想」という分類を知り、黒瀬陽平さんの『情報社会の情念 クリエイティブの条件を問う』を読もうと思いました。


『テーマパーク化する地球』

東浩紀さんの新刊です。東さんの「誤配」というコンセプトには大変影響を受けています。この本に影響を受けて書いた「ケアの誤配」というエッセイを更新する予定です。


感想1:スピードと健康

1ヶ月続けてみた感想を書きます。3つあります。1つは、スピードと健康。2つ目は、目的の整理。3つめは、書ける/読まれる喜びです。

まずスピードと健康について。

このマガジンには、自分が読みたいと思うものを書いています。そのためか、筆がめちゃくちゃ走ります。今までのnoteの3倍の速さで記事を一本書き上げています。

読者の方への配慮が足りない部分もあるかもしれませんが、この速度でアウトプットし続けることがぼく自身の健康にとってよい気がしています。スピードを維持しながら、読者への配慮ができるように心がけたいと思います。

感想2:目的の整理 ーアートWSとビジネスWSのキャリアパス

2つ目にこのマガジンの目的について。

ぼくがこのマガジンを書いている目的は、誰かのキャリアデザインに役立てばいいなと考えているからです。

ぼくは、子ども向けアートワークショップ、赤ちゃん向けワークショップ、大人向けビジネスワークショップとキャリアを変遷させてきました。アート系ワークショップを学んでいる人が企業向けワークショップをできるようになることを証明しつつありますし、ビジネスからアートへ、逆のキャリアパスもあり得ると思います。

このマガジンには、どうすればアート系からビジネス系へキャリアパスができるのか。逆はどうすればいいのかを、もう少し書いていけたらいいのかもしれないということが、1ヶ月やってみてちょっと見えてきました。

引き続き、書きながら考えるスタイルではありますが、お付き合いいただけると嬉しいです。

感想3:書ける喜び ー有料マガジンの心理的安全

3つ目は、このマガジンを書ける喜びです。普通に公開するよりも、読まれる人数は圧倒的に減っています。購入いただいている十数名の方しかいません。

でもそれは関係なかったのですね。自分が読みたいものを書いていて、それに共感してお金を払ってくれる人がいるのは、ものすごく励まされます

そのせいか、心理的安全が担保される感じがすごくあります。買ってくれる人に向けて、自分の気持ちや未整理の思考、普段は言いづらい「毒」をさらけ出す勇気が湧いて、めちゃめちゃ健康にいい感じがします。

余談ですが、有料マガジンもしくは有料noteは、書きづらいことを書く場所を作れるという意味で、とてもおすすめです。

これからの更新予定

そんなわけで、「アートの探索」マガジンを新設したことで、書きにくいことを快適なスピードで書けるようになり、目的も整理され、とっても健康によいのです。

今月も「アートの探索」を更新していきます。

順不同で思いついた順に公開していきます。

「ケアの誤配」
アートと直接関係はないですが、特別養護老人ホームで不登校児のケアをする施設の話を聞いたことから触発されて書いた記事です。

「壁打ちとケアのクリエイティビティ」
noteディレクターの壁打ち術が包含している「ケア」とは何か、を考えました。これもアートではないですが、ケアという「技術(Arts)」の創造性について考えています。

「アートワークショップとビジネスワークショップの差異」
「アート思考」についてのリサーチを手がかりに、アートワークショップの理念や予算構造とビジネスワークショップを比較しつつ、どうすればその2つをブリッジできるかを考えています。

このあたりの記事を書いていけたらいいなと思っています。ほかにも、現在進行中のプロジェクトの話など、更新していきます。

梅雨のジメジメが続きますが、夏本番ももうすぐですね。これからもどうぞよろしくお願いします。

あ、最後に告知です。7月7日の七夕の日に、やっばいイベントを予定しています。これ、絶対面白いです。赤ちゃん連れ大歓迎のトークイベントです。ぼくも妻と娘と一緒に参加します。

*ヘッダー画像はベルリンにあるBLESSのショップです。かわいいので報告のときはこのヘッダーにしようかな。

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