子育ての「知」の姿とは

子育てをめぐる「知」とは「大人の遊び心」なのだと思います。

そして、その「知」の姿をもっと明らかにしたい。そのための新しいことをはじめてみたい。その構想をここに書き綴ります。

先日、妻が娘を産み、ぼくは父になりました。22時間の陣痛と、分娩の最後に立ち会って、いま1ヶ月半の育児休業をもらい、家事、授乳サポート、お風呂と、修行のような日々を過ごしています。

今までぼくはnoteで、とにかく「赤ちゃんは面白い!」と書き続けてきました。今でももちろん思います。それに加えて「いろんな人の子育ての楽しみ方を知りたい」という思いが強くなっています。

みんなどうやって子育てを楽しんでいるの?

そもそも「子育てって大変そう」ってイメージしかないじゃないですか。1日7~10回の授乳+オムツ替え、夜泣き、安全面、健康面など、うちもすでに大変です。さらにこれから、何歳の時に何をしたらいいんだろう、保育園どうしよう、家の中どうしたらいいんだろう、途中で子どものことを嫌になったりしないだろうか…などなど不安をあげはじめたらきりがない。

そんななかで、どうにかこうにかやっていきながら、なんだかんだ子育てを楽しんでいる人たち、すごくないですか?その「どうにかこうにか」「なんだかんだ」を具体的にもっと知ることができたら、ぼくも子育てを楽しめるのでは・・・。

それが気になって、ぼくは妻が妊娠しているあいだ、友達に会いに行くのを口実に、子育てをする友人宅を訪問し、家の中でどんな風に暮らしているか、インタビューをしてまわりました。

今までに5つのお家に行き、1時間半ほどインタビューをしながら、赤ちゃんと遊んだり、部屋のレイアウトや使っている家具やおもちゃなどを見せてもらったりしました。それのリサーチがものすごく面白くて、普段言語化されない子育ての「知」に満ちていたんです。

子育ては「一人称研究」である

そこで思ったのは、子育てをする人たちは「研究者」なのだということです。子どもとのよりよい関わりを探求して日々、自分なりに観察・実験をしているのだと感じました。

それは、慶応大学の諏訪正樹先生の言う「一人称研究」と近いと思っています。

知の一人称研究とは、あるひとが現場で出逢ったモノゴトを、その個別具体的な状況を捨て置かずに、一人称視点で観察・記述し、そのデータを基に知の姿についての新しい仮説を立てようとする研究です。(中略)要は、自分のからだや意識と、環境のあいだに生じる相互作用を記述するのです。suwatch 第9回「一人称研究」

ここに出てくる「環境」という言葉を「子ども」に置き換えてみると、子育てを楽しむ友人たちの姿に重なります。

子育ての主語は子どもではなく大人。子育てをする大人たちは、自分たちの個別具体的な状況を捨て置かず、自分たちの視点で観察し、「子育てってこうやったらいいのかも」という知の姿について仮説を立てていると思います。

子育ての知とは「大人の遊び心」である

子育ては「一人称研究」的であるとすれば、そこから立ち上がる「知の姿」とはどのようなものでしょうか。

ぼくはいままでのリサーチから「遊び心こそが子育て実践知の姿である」と考えています。もう少し具体的に言うと「子どもにとっての遊びを生活に溶け込ませる大人の遊び心」です。

例えば、1人の友人からこんな話を聞いたことがあります。

1歳3ヶ月になって、お風呂をいやがるようになった。でも、コップに水をいれてジャーと流す水遊びは好き。なので、蛇口とシャワーの両方からお湯を出して、コップのおもちゃで遊ばせながら、自分も頭や体を洗うことができることに気がついた。シャンプーハットをうまく使えれば、遊ばせながらシャンプーもできた。

1歳児とお風呂に入る、というのは、子どもの体を洗ってあげることと同時に、自分も体を洗うという作業です。この子どもと自分の両方をケアするお風呂の時間の、ちょっとした工夫。きっと友人がこれを初めてやってみようとおもったとき「いいや、こんな感じでやっちゃえ!」という思い切りと、遊び心があっただろうと思います。

もう1つ、別の友人から聞いたエピソード。子どもは当時1歳半。

友達とご飯にいったりすると、遊べるものがなくて退屈する。そこにあった箸袋と箸を与えてみたら、箸袋に箸を入れたり出したりしようとして、子どもなりにいろいろ実験してた。おもちゃじゃなくても遊べるんだなと思った。

これもまた「友達とご飯に行く」という生活の中の大事な場面。おしゃべりに参加できない子どもは退屈します。そこで登場する箸と箸袋。これを玩具にしちゃえ!と思う親の遊び心の現れです。

子育ての実践知が蓄積される場所をつくるには

こうした小さな実践のエピソードが蓄積され、それらを分析していくと、「子どもにとっての遊びを生活に溶け込ませる大人の遊び心」の総体が見えてくるような気がします。だからぼくは、このようなエピソードを収集し「知=遊び心」の姿を共有する場所をつくりたいと思っています。

一人称研究は観察と記述が重要なのですが、子育てをしていると「記述」に時間をとるのが難しいと思います。そこで、ぼくが代わりに聞き取りさせてもらいたい。

そうやって「遊び心あふれる子育てのエピソード」を収集・分析することは、ぼく自身の子育てにも役に立つのはもちろん、共有できれば読者の方々のなかで子育て中のみなさんの役にも立つかもしれませんし、これから子育てしようとか、子育てサービスをつくりたいと思っている方々の役にも立つかもしれません。つまりwin-win。

ぼくはこれを、noteでやってみたいと思っています。

先日noteのCXO深津貴之さんにお会いした際に「noteとLINE@を連携させてみては?」というアドバイスをいただきました。LINE@は、無料の集客サービスです。一斉通知機能があり、1:1のやりとりもでき、簡単なアンケートなども実施できます。LINE@を活用して、フォローしていただく方とのやりとりを増やし、エピソード収集することができるかもしれない。果たして・・・

ちょっと長くなってしまったのでこの辺で。

次の投稿で、具体的な構想を書いています!↓↓


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