リノベ住宅は子どもの創造性を育む

「創造性」とは何でしょう。ここでは「未知の状況に向かって行動する小さな勇気」であると考えます。そんな行動・勇気を後押しするのは「ゆるい空間」です。「ゆるい空間」とは、置いてある物・壁・床が可変的で、安心感があり、変化が許容されている空間です。最も身近に「ゆるい空間」を生み出せるのは「家」であり、そのなかで「模様替え」を楽しむことは子どものこうした創造性を高めます。なぜなら、空間をつくりかえて遊ぶ親の背中を見て育つからです。

ということを、これまで書いてきました。今日は、そんな「ゆるい空間」を生み出し、模様替えを楽しめる「家」をつくる「リノベーション住宅」について考えてみます。

今日の内容
・リノベーション住宅が持つ家庭教育のポテンシャル
・空間に対する親自身の自信が、子どもの希望になる
・子どもと一緒に間取りを考えて家を選ぶことができたらいいなぁ
・「空間は変えられる」という希望とは

リノベーション住宅が持つ家庭教育のポテンシャル

ぼくは子育て経験もないですし、賃貸暮らしでリノベ住宅を買ったことはありません!子育て中の友人宅に訪問し、家の間取りと暮らし方をリサーチ中で、そのなかで最近、リノベーション住宅のオンラインマーケット「COWCAMO」を運営しているツクルバさんで、リサーチの報告や子どもの発達について社員の方々と勉強会をさせてもらっています。そのおかげでぼくはすっかりこのサービスが好きになってしまったので、COWCAMOがもつ子育て/家庭教育のポテンシャルについて勝手に書き散らかしたいと思います!!!

詳しくはcowcamo magazineを読んでください。1時間ぐらいぼーっと読んでしまいますよ〜!

親自身の自信が子どもの希望

これはぼくの考えですが、リノベーション住宅に住むことは、子どもの創造性を育む条件がそろっています。

まず、中古住宅は新築より安いく、同じ月額でも賃貸よりも広い家に住むことができます。COWCAMOのローンシミュレーターで試しながら物件を見てみてください。家が広くなり、広さが余白を生むことで、模様替えを楽しむ習慣が生まれやすくなると思われます。模様替えを楽しむ親の背中を見ていることで、子どもは「空間は変えられる」という認識を持って育つはずです。

また、デザイン済みの物件にさらに変更を加えることもできます。壁の色や床の材質を変えたり、相談すれば壁をとって間取りを変えたりもできるかもしれません。こうしたディティールの作り変えは家への愛着を高めるとともに「変えたことで何が起きたか」を振り返りやすくなり、親自身の「固い空間でも変えられる」という自信が育つだろうと思います。

子どもと一緒に「家」を考えることができたなら

さらに、COWCAMOでは中古物件の販売もサポートしてくれるので、何年後かには住み替えもできます。考えたこともなかったのですが、生きているうちに数回家を買う/住み替えするという人生ってありえるんですね。

住み替えのタイミングで、子どもと一緒に間取りを考えることができれば、親子で一緒に本物の「家」をつくれてしまう。年齢を重ねるごとに子どものなかの「こういう空間にしたい」という希望は解像度を上げていく。子ども一緒に家を選び、買い、作り変えるという経験を通して「空間は変えられる」という希望を共有していくことができそうです。何組かの親子で集まってアイデアを交換しながら間取りを考えられたらなお楽しそう。

「空間は変えられる」

さて、これまで「空間が創造性を育む」ということを書いてきました。「空間は変えられない」という断念から自分の創造性を低く見積もってしまっている人は少なくないでしょう。小学校の図工の時間にも、学習机以上のサイズで作品をつくることは滅多にありません。自分が自由にできる領域が、学習机のサイズに規定されてしまいます。子どものうちから自由にできる空間を手にいれるにはどうすればよいでしょうか。

「公園をもっと子ども目線でつくるのだ」とか「公共施設を子どもの意見からつくろう」とかいろんな話がありますが、最も身近に「家」があります。1から新築で家を建てるのは大変ですが、中古住宅を選び、リノベーションによって内装を変えていくことで、低コストで高い創造性を手に入れることができるかもしれません。親子で空間をつくりかえて遊ぶ楽しみが生活のなかに馴染むことで、「空間を変えられる」という希望が育まれるはずです。

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余談ですが、まるで子どもの遊びのように、都市の「固い空間」に介入し、文字どおり「亀裂」をつくり、「穴」を穿った人がいました。ゴードン・マッタ=クラーク。彼の大回顧展が、現在国立近代美術館にて開催中です。空間と創造性の関係に興味をお持ちのかたはぜひ足を御運びください。


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アート/ワークショップコラム

臼井隆志のコラムをまとめています。アート、ワークショップ、ファシリテーションについて書いています。
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コメント1件

大学の建築家とアーティストのハーフ系の先生が、自分で家を設計して建てました。とても素晴らしい家みたいで、ドアが一つもないそうです。良かったら調べてください!山田良さんです。
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