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アート系の人材がビジネスシーンで活躍する希望

「アート思考」とは何か。それはビジネスにいかなる効果をもたらすのか。あるいは、アートの業界にどのような影響を与えるのか。これらの問いを、このマガジンの中で考えている。

すでに2回記事を書いた。

前回紹介した本『世界のビジネスリーダーがアートから学んでいること』に「企業がその独創性を示すためにはアート系の人材を雇うこと」と書かれているのを読んで、ぼくは喜んでしまった。違和感を抱きつつ、嬉しい気持ちを禁じ得なかった。

長年、「アート系人材」として、行政主導のアートイベントの運営や、美術館でのワークショップ企画の受託をほそぼそとやっていて、「これでは食べていけない・・・」と嘆いていたのが20代後半だった。

どれくらいヤバかったかをちょっと書いておく。

アートマネジメントの暗黙知と対価

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