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AIの未来を占う!NVIDIA破滅の前兆①

みなさん、こんにちは!

米国株式義塾です。「AIの未来を占う!NVIDIA破滅の前兆」第1回です。

大袈裟なタイトルで恐縮ですが、知っておくと良い注意点になるかと思います。

今日は、「米国株式義塾」の購読者の皆さんに興味深いと思ってもらえるテーマを持ってきました。
おそらくみなさんは NVIDIAをご存知ですよね。AI関連の市場で耳にすることも多いかと思います。

市場の注目を集める超大型株を記事に取り上げるのは怖さもありますが、先日のNvidia(NVDA)の暴落に関連し、AI産業全般についてのインサイトを今後3回に分けてご紹介します。



今回のNVIDIA(NVDA)の実績を見ると、売買しなければならない時、すべて売って去るべき時が分かるようになります。

GTC 2024で、Nvidia(NVDA)が次世代AIチップを発表したが、今買ってはいけない!?


 去る3月、Nvidia(NVDA)が参加したGTC基調講演が行われました。 まず、この基調講演について話をする前に、2つの説明を先にさせていただきます。 
果たして今回のNVDAの下落は一時的なものなのでしょうか?そうでないなら、今後どうなるのでしょうか?

Yahoo Finance

右肩上がりに上がっていたNVDAの株価が1,000ドルに迫りながらも、その壁を突き抜けずに下落した今、NVDAに対する関心が非常に大きくなっています。今がチャンスだと思う人もいるかもしれませんし、AIの時代が終わったと思う人もいるかもしれません。

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先日(4月18日)の落幅の診断

短期的な過大落幅と判断される。

  • AI向け半導体の需要はまだしっかりしていると判断するのが妥当である

  • NVDA独占の牙城はすぐには崩されない

  • 今回の下落はやや非合理的な理由で短期的に抜けたと判断された

  • ただし、長期的な方向性については考え方が異なる


Yahoo Finance

この頃、スーパーマイコン(SMCI)が下落していました。この様子を見て、「AIはもうそろそろ終わりなのではないか?」と市場参加者たちは不安に襲われました。私たちはこれがNVIDIAの株価にも影響を与えたと考えています。

ところが、この暴落の数日前に、AIに誰よりも本気でより敏感なTSMC(TSM)自身はAIそのものの需要は堅固だと説明していました。SMCIが急落した最も核心的な理由は、売上高ガイダンスが発表されなかったためだといわれていますが、これは実は少し根拠が弱いと思われます。株価に影響を与えたのはこれではないんです。オプションの期限なども影響を及ぼす可能性があります。いろいろな市場のハプニングが重なり、起こったのだと思います。

ところで、NVDAはAI向け半導体企業のなかでは、依然として他の企業とはまったく異なる位置にある企業です。かなり大きな違いがあります。
アメリカ株式義塾は、少なくとも今シーズンはNVDAの独占が維持されると思います。

生成AIで使用される「学習、推論に必要な半導体チップ」を作ろうとする企業は多くあったのですが、まだGoogle(GOOGL)を除いたほとんどの企業は苦戦中です。

 さて、先に進む前にLLMがどのようなものかを理解しておく必要があります。


AI開発者だけが教えてくれるChat GPTの真実:「何を買うべきなの?」

皆さんなら、Chat GPTをご存知でしょう。
ChatGPT の登場はおそらくドットコムバブル以来、IT業界に起きた革命の中でも最も大きい革命の一つだといえます。

LLMは日本語で大規模言語モデルといい、大量のデータセットと深層技術を採用したAIモデルです。対話型生成AIなどで自然言語処理をするためのデータモデルで、Chat GPT はLLMの一つです。

今のところ、Chat GPTを含めた生成型AIはLLMが大勢を占めています。 
LLMを回す半導体チップを作ることができる会社はNVIDIA(NVDA)、Intel(INTC)、Google(GOOGL)、AMDくらいしかありません。その中でも、LLMの開発と配布に確実に成功したといえるのはGoogleだけです。


Googleが独自にLLM専用チップであるTPUを開発してから10年以上が経ちました。業界全体の技術が発展したので、他社がこれに追いつくのに10年かかることはないだろうと思いますが、今回のサイクルで開発に成功できるかについてはまだ少し懐疑的です。今年、突然インテル(INTC)のような他の会社が大成功を収める可能性は高くはないと思います。

この分野では米国の企業のみならず、サムスン電子やネイバーなど韓国企業も参戦しています。 NVIDIAの牙城を守る堀が永遠不滅というわけではないので、十分勝算はあると思います。ただし、短期間内に有意な結果が出ることは期待しません。莫大な資本とある程度長い時間が必要です。

再びNVIDIAの話に戻って、NVIDIAの株価が床が抜けるように突然10%暴落したのは、市場の「もう十分に上がったのではないか?」という考えを反映したのだと思います。

これは恐怖に近いです。この恐怖の中でなんとか奮い立たせて買うことは少なくとも短期的に正しいと思われ、おそらく反騰を与えるだろうと思います。だから短期的にはロングコールが正しいと思います。


今日のポイント

  • NVIDIAはLLMを回す半導体チップを作る企業の圧倒的トップである。

  • 今回の暴落は短期的にみれば一時的な下落である

市場の大型株が暴落した理由をみてきました。しかし、重要なポイントはまだまだ先にあります。
第2回では、NVIDIAの今後を占っていきます。売上高は今がピーク…と私たちは考えています。
その理由を解説しますのでお楽しみに!

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