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箱庭便り_スベリヒユ

気温が上がらず雨が多かった今年の夏。
だけれど、文句は言うまい。
イタリア出身の隣人が 「私の故郷は50℃ですよ。。。間伐で地割れも起こしてる。。。」と溜息をついた。異常な豪雨が続いて洪水被害も多い。
それを思えば、この冴えない夏くらいなんと言うことはない。
今年は雨のせいでトマトが傷んでしまうと何人からか聞いているが、我が家のトマトは何故だか実りも良く今の所元気に育っている。
「これ何かしら? 馬蘭頭?食べられる?」と写真が友人Bから送られてきた。彼女の家の中庭に生えてきた物らしい。
馬蘭頭=コヨメナはドイツには生えない。多分ヒメジオンだ。私が返事をする間も無く「美味しかったわよ」と追伸が届いた。コヨメナを使った中国料理があるらしい。

私の箱庭には去年からスベリヒユが現れる。今年は柑橘類の鉢の根元に四方に茎を伸ばしてゆたゆたとしている。肉厚の葉や茎には少しの酸味とぬめりがあって、サラダや炒め物に美味しく食べられる。オメガ3脂肪酸やビタミン類、鉄やカルシウムが含まれて、薬草でもあるらしい。極小さな可愛い黄色い花が咲くのも好ましい。

今日のサラダはスベリヒユとトマトと青紫蘇に胡麻ソースにバルサミコ酢。

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