トランスポートモードとトンネルモードの違い(IPsec) byChatGPT

IPsec(Internet Protocol Security)は、ネットワーク通信のセキュリティを提供するためのプロトコルです。IPsecには、トランスポートモードとトンネルモードという2つの異なるモードがあります。

トランスポートモードでは、IPsecが適用されるのは通信のトランスポート層(TCPやUDP)のみです。送信元と宛先のホスト間の通信のみが保護されます。ヘッダーのIPアドレスやポート番号は変更されず、元のヘッダーが残ります。トランスポートモードは、エンドツーエンドの通信をセキュアにするために使用されます。

一方、トンネルモードでは、IPsecが適用されるのは通信のネットワーク層(IP)です。送信元と宛先のネットワーク間の通信全体が保護されます。元のIPパケット全体がIPsecヘッダーでラップされ、新しいIPヘッダーが追加されます。これにより、パケットの内容が暗号化され、送信元と宛先のネットワークの情報も隠されます。トンネルモードは、異なるネットワーク間の通信をセキュアにするために使用されます。

要約すると、トランスポートモードはエンドツーエンドの通信を保護し、トンネルモードはネットワーク間の通信を保護します。どちらのモードを使用するかは、セキュリティ要件やネットワーク構成に応じて決定されます。

補足

トランスポートモード=>通信経路全体のカプセル化
トンネルモード=>ゲートウェイ間(IPsecルータなど)のカプセル化


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