妊婦健診においてNST（ノンストレステスト）が始まったということは、妊娠も37週目あたりにきたということ。妊婦にとって最終パートにきたんだな〜とどこか他人事である。

やっぱり何度考えても妊娠出産というものは人体における負担レベルで考えると仕組み自体がおかしいと思わざるを得ない。少なくとも私は神秘という言葉で片付けられるとは思えない。

今後もし人類が、かつての恐竜の進化のように身体的な変化を遂げていく世界線が存在するのであれば、ぜひこの妊娠出産の仕組みそのもの自体が変わることを願うばかりである。

前回のときのことはもう記憶に薄い。忘れたとはまた違うもので、一時的なショックによる記憶喪失なのでは？と自分では思う。そのくらい自然分娩とはショッキングでクレイジーな経験であった。これを自然と呼んで良いのだろうか。

ひとりきりになりたい。今の私はどうしても二人なのだから、せめて心くらいはひとりきりになりたい。

こんなにぶつくさ言いながらも私は出産に向かうのだ。この不合理こそが今私が見つめるべき項目なのだろうと思う。