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むこうがわ

突然ですがみなさん、ソトコトという雑誌をご存知ですか?お恥ずかしながら、わたしは最近ご存知になりました。

きっかけは「どこでも移住」のインタビューを受けたこと。正直、自分がたこ焼きを焼いている姿が、あんなにデカデカと出るだなんて思ってもみなかった。
取材をうけてみて、ふたつ気づきがあったので、備忘録として記します。

ひとつめ:人に自分の何かを改まって話す機会の重要性
機会が重要と書きましたが、厳密には自分の思いを一旦何らかの形で外に出してあげることの重要性を感じました。というのも、自分は頭ではぐるぐると何かしら考えているのですが、それを言葉にしたり、伝えたりするのはそこまで得意ではありません。アウトプットしないことで忘れる。またぐるぐるする。これは時間的にも自分的にも、もったいないことをしているのだなぁと思いました。外に出さないと、思ってないのと同じですもんね。

その点、取材というのは問答ですから、聞かれたことに対して一旦答えを出します。それは、自分の頭を整理したり、新しく何かを考える上で大変有効だと感じました。
余談ですが、伝えると伝わるを間違えないようにしたいなあとも思いました。言葉や表現をもっと蓄えたいです。

ふたつめ:わたしの向こう側にひとがいる、ということの有難さ
ソトコトに載ったこと自体もすんごく嬉しかったです。こんな経験できると思ってなかったです。ただ、それ以上に嬉しかったのは、喜んでくれる存在を認識できたことです。
「嬉しいわぁ、買うね。」「読んだよ。コメントもよかったよ。」
実際にわたしが誌面に載ったことを知って、そこから雑誌を手に取ってくださることは、そんなに容易いことではないという気がしています。日々の限られた時間の中で、わたしのために時間を割いて行動してくれる、そんな人がいるということがこの上なく幸せだと思いました。そういう存在を忘れないように、人生をかけて大切にしていけたらいいなぁという気持ちになりました。自分にとっての幸せとはなんたるや、ということを考える上でも、今回は大変良い機会を頂けたと思っています。

最後になりましたが、誰かのストーリーを限られた時間で巧みに聞き出し、ページ数やレイアウトなんかとの兼ね合いを考慮しつつ、雑誌を作る。ほかにも様々な制約があるのでしょうが、そういう手間暇かけて記事を作られる方々は、本当にすごい。答えがはっきりしていないというか、それ自体がないものを、どうにかして一つの形にするというのはすさまじいパワーを感じます。イベントとかもそうですね。

素敵なものの先には、素敵な人が必ずいるんですね。
シンプルだなぁ。


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