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人生初のフェリー船泊をしたので利点・注意点


関西から九州へ行くときは、西は長崎(まだ一部開通していない)・南は鹿児島まで走っている新幹線が便利です。


今回は博多に用事があり、のんきな1人旅だったので新幹線ではなくフェリーで行くことにしました。

まだ船泊したことないんですよね。

三半規管が弱いので、長時間のフェリー移動による船酔いに怯えながら「やったことがないことはやっておくべし」で決行。



関西から北九州(福岡)へ向かうのはこの3路線。

名門大洋フェリー:大阪・南港 〜北九州・新門司港

阪九フェリー:大阪・泉大津 / 神戸 〜北九州・新門司港



自宅から一番近い南港フェリーターミナルまで公共交通機関があるので徒歩移動は問題なし。

新門司港なにもないよ?どうやって移動するの?…と不安になっていたら、港から門司駅・小倉駅への無料送迎バスあり。


たすかる。



「客室ランク = 金額」なのでどうしようかな、フェリー最下層って大部屋に雑魚寝のイメージ。

私はそれで問題ないけど何かあったら不思議なことに責められるのは女性なので超面倒くさいマジ面倒くさい何をどう考えても見知らぬ他人を襲うヤツが1,000兆%悪いのに意味がわからないからランク上げとくかと調べていたら。


今では最下層ランクでも個室なんですね。

とはいえ、20人一部屋2段ベット、女性専用客室あり、ネット申し込みオートで割引適応5,800円って安すぎない???(2024年2月現在:徒歩客のみ、7日前までに予約などの制限あり)


これでいっか(バックパッカー思考)



徒歩は30分前に乗船(車はもっと早いので要確認)

予約確定メールからQR乗船券を発券できるのでチケットレス。べんりー。



船内にはレストラン・売店・自動販売機・電子レンジ・飲食スペースあり。

売店はパン・カップラーメン・お菓子・アルコール・ソフトドリンク、歯ブラシや基礎化粧品など最低限必要なものは売っていますが、コンビニレベルの品揃えを求めてはいけない。


行きの南港にはなにもないのでメトロに乗る前に晩ごはん・朝ごはんを買って持ち込み、帰りは船に乗る前に早めに晩ごはんを済ませ・朝はフェリーのレストランを利用しました。



船内に浴室とシャワールームがあります。

シャワールームは使用していないのでわかりませんが、浴室は広くてキレイ、馬油シャンプー・コンディショナー・ボディソープ、ドライヤー・バスタオル(客室に置いてある)あり。


・基礎化粧品
・歯ブラシ
・フェイスタオル


などはないので、持ち込むか売店で購入。


荷物を1gでも減らすため圧縮タオル(100均で買える)を持参、お風呂のあとは捨てればOKなので便利でした。



お手洗いもキレイ、ここにもドライヤーが置いてある。

水回りの水圧も十分で、不便さを感じることはなかったです。



女性専用客室は認証キー付き。


2段ベットだけど3方は壁、出入口はロールカーテンがあるのでプライバシーは守られます。


キャリーケースなど大きな荷物はベット外側のスペースに置くしかないのですが、バックパッカーなのでベット内の足元にリュック置いて寝てました。

ベット足元に棚があるので、小さな荷物なら置けます。


枕元に電源1つあるので携帯充電の心配もなし。

乗船は1月、船内は暖かいですが乾燥していたのでマスクをして就寝。



行きは雨雲に向かっていた影響もあってか、けっこう揺れました。寝ていても何度も揺れで目が覚めたけど、船酔いまではいかなかったです。

帰りは疲れていたので早々にベットに入って、朝まで爆睡。



室内の展望室で行きは乗船から1時間くらい大阪〜神戸の海岸線、神戸空港に着陸する飛行機や神戸の錨マークなど夜景をボーっと眺めていました。



明石海峡大橋のライトアップ(極寒)



明石海峡大橋を通り過ぎてから展望デッキに出ましたが寒いっ!!!

冷たい風が強くてボロボロ涙が出てくるくらいの状態だったので、写真だけ撮って即退散。

灯りが少なくなってきたら星空を見たかったのですが、あの寒さの中はムリ。


帰りは朝焼けや近付いてくる大阪海岸線のビル・大阪万博2025の建設地を、夜ほどの寒さはなかったけど冷たい風でボロボロ涙を流しながら眺めていました。



肉眼ではハッキリと見えた大阪万博2025建設現場



朝焼けの中を走るフェリーの横をカモメ?ウミネコ?がずっと並走していて「映画かな?」という風景も見れました。



街から離れると電波が通じなくなるので船内wi-fiになるのですが、これが接続できない。笑

接続できても1回30分を3回まで、24時でリセットされるので利用時間は3時間限定。


もしものときの暇つぶしに本を持参していたけど、揺れの中で活字を追うと酔いそうだったので断念。

共用スペースにTVがあったので「わーいTVだ♡山ピーだ♡おディーンだあ♡♡♡」と自宅にTVがないので喜んで見ていました(旅行中しかTVを見ない生活)




30分前乗船をふくめると13時間の船旅ですが、体感的には「ちょうどいい」

乗船して食事をしてボーっとしてお風呂・就寝、起きて身支度を整えて食事をとって下船準備すると、このくらいの時間なんですよね。


「動くビジネスホテル」という感じなので、時間があって安く移動したいのであればフェリーはいいと思います。

朝着なので、到着と同時に観光を始めることができるので、時間的なロスも少なめです。


食事面などの華やかさを求めるのは厳しいですが(そもそも豪華客船ではないので…)

快適さは客室のランクを上げると解決できる気がするので、誰かと旅をするときはランク上げようかな。



「のんびりと海上を移動する」非日常を体験できるのが、船旅の醍醐味なのかなと思います。


長距離トラック・家族連れ・旅行者と色んな人たちが一緒に移動するので、そういった雑多さが苦手な方には向いてないかな。



また、機会があれば利用したいです。


船旅、楽しかった。


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