切り花は、生首みたいで好かなかった。だけどやっぱり花が好き。儚さも、作意も、あざとさも、束の間の幻的な美しさも。今夜は喘息の発作が出ている。あー、季節が変わるのね、過ぎた夏の匂いを脳裏に浮かべる。花のこと。影と光。不穏な空。風が吹いてる。弔いにこそふさわしい柔らかな開花。
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