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窓越しの世界2019.7.5~11


みなさん、こんにちは。

あぁ、今週も金曜日。先週の今頃は海の上でした。

この一週間を振り返ると、自分と社会の繋がりや、今この時代に存在する意味なんかを考えたりしていましたが、結局のところ今出来ることをやるしかないのだど思うし、大げさにする必要はないですが、自分の気持ちをまとめるとどうしても簡潔にはいかず、シンプルなことを具体的に伝える難しさに直面したりしています。

昨日は、市役所の窓口で手続きをしていて、こんな事を思いました。「この仕事はそのうち機械化されていくんだろうな」と。

人口が減少して人手が足りなくなると、機械化できるものはどんどん機械化されるのかな。なんて考えながら職員とやり取りをしていました。

もちろんすぐにそうなるとは思いませんが、あと十年くらいかもしれないし数年後かもしれない。

ただ、世の中の動きとしてそういう流れは変わらないだろうなと思いました。

そのあと、いつもの道が夕方の帰宅ラッシュで入間市から自宅まで3時間近くかかりました。

あれ?車って、こんな多かったっけ?と。人口減少してるのでは?と思いましたが、車はもはや一家に一台では無いし、もともと地域で一台だった電話も携帯電話に、テレビやラジオはインターネットへ、住宅も一世帯に一戸という時代です。

大渋滞で一向に進まない車の中で思ったのは、個人がツールを持つことで生活はより自由に、今よりもっと細分化された社会が進んで行くのだろうなということです。

また昨今の移住ブームや、クラフト作家の台頭、地方再生運動などを見ていると、人々の生き方に多様性が生まれているのがわかります。

そしてこの先、人である必要が無いものがロボットや人工知能で補えるのだとしたら、人として何かを生み出す生産者になれるかという価値が問われる時代が来るのだとしたら、、そう考えた時、今の僕が示せるのは「失敗との向き合い方」くらいなのかな、なんて思いました。何かを生み出す時に付いて回る影の部分です。

例えば、歌声紀行が続いているということは「間違いや失敗が絶えず繰り返されている」からだということです。日々の考察も、ある時にふと疑問符が付いたり、訂正、再考察を余儀なくされることが少なくありません。

失敗は成功のもと。

誰もが知るその言葉の「成功」ばかりが世の中に溢れ、それを生み出すための失敗の部分を、実は誰も教えてくれません。

その向き合い方や、プロセスにこそ、これからを生きる人には必要なんじゃないか?そんな思いが、今朝、ふと頭をよぎりました。

しかしながら、失敗は必ずしも成功のもとではありません。ただ、失敗というのは、何度も繰り返すと少し前までは失敗だったことが、実は方法や見方を変えると正解だったりするという、ウルトラCを教えてくれます。そして、その小さな正解を積み重ねる意味を実感できると、さらなる失敗を恐れない勇気が生まれるのです。

一筋縄ではいきませんが、こんな風に失敗と対峙する生き方があるのだという参考になればとも思うんです。

3月から始めた歌声紀行のフォロワー数は10年やっているtwitterをあっという間に超えてしまいました。

僕の生々しい生き方はなかなか歌にならないけれど、歌の土台にはなっているから、そういうものもひっくるめて伝えていければと思っています。

また、人の才能というものは未知数かも知れませんが、これまでの人生で誰と出会い、どんな価値観や環境で、どのように過ごしたかで、考え方がほぼ決まります。

人は自分の力だけでは、自分の置かれている環境を超える事が出来ない。たとえ超えていけたとしても、それはごく僅かな限られた人たちだけでしょう。

そんな不均衡で様々な価値観の世の中だからこそ、出会いというものがとても重要です。もし僕に出会う、または発見した人がいるのであれば、僕の持てるものを惜しみなく伝えていくことが僕の生きる証だと思うようにもなりました。当初の意味合いとは別に、歌声紀行のあり方にも変化が起こり始めています。

また、昔から様々な取り組みをしているので、僕に近しい人は「そういうの、ずっとやってるよね、」と半ば呆れ顔ですが、、ただ、これまでと違い、公開することや、人に伝えようとか、誰かに見られている状態の持つ効果なのか、歌への考察のスピード感は、実感としてこれまでの5年間くらいに匹敵、、いや、もっとかもしれません。10年前くらいに試していた方法の理解が急に舞い降りてきたりもするので。

人の目もあるので、どことなく部活や研究室で考察しているような緊張感や、さらにこの頃は仲間が欲しくなったりしています。そんな風に自分の考察に関して仲間が欲しいと思うのは人生で初めての経験で、本当に何か大きな目的を共有できる仲間がいたら、人生はどんなに豊かだろうかと心底思うのです。

だから、歌声紀行の持つ意味としては「意識を共有できる仲間探し」という裏テーマも生まれています。

さて、長くなりましたが、

今週も窓越しの世界をよろしくお願いします。

良い週末を!

笹倉慎介

7/5【磁場力】

7/6【喜びの土壌】

7/7【欲張りだと知っているから】

7/8【経験連鎖】

7/9【気が付いている者が世界を動かし、気づかないものは動かされるだけだろう】(サンプル)

時代錯誤なノスタルジックを感じるとき、幸福を感じた刹那、押し寄せる悲しみと絶望。

それをやり過ごせる今は幸せなのだろうなと、なみなみと焼酎の注がれたグラスを傾けて思いにふける。

奥行きを無くしたテレビも見慣れたけど、引越しのたびに苦労したブラウン管の重みが懐かしい。

長く続いたものが次第に姿を変えている。僕たちの生活は知らず知らずに毎日アップデートされている。

気が付いた時にはもう、何もかもが別のものになっている。

でもそれは同じ顔をしているし、気が付いても気がつかなくても大丈夫。

ただ、気が付いている者が世界を動かし、気づかないものは動かされるだけだろう。

7/10【追求は間違いのとの出会い】

7/11【夕方の渋滞に見る地方自治の独立】

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