2019.5.31~6.6 抜けの良さはやはり、響きにある
声をしっかり出すと、どうしても気に入らない。
やさしく出すと、ピッチは安定するし雰囲気が良いけど、どうしても抜けがイマイチ。
ここ2回続いたライブでは、やさしくてもハリのある最善の方法で臨んだ。
今できるベストは尽くしたけれど、今できるベストというだけだ。
まず、ここ数日を振り返ると、
1、口蓋周辺で響きを作る
2、その響きを作った瞬間に舌と顎の動きで響きを引っ張るように発声
この時の響きの作り方は、裏声のポジションで高い位置から発声する感じ。
そもそも弱い裏声を舌と顎で響きにするというもの。
そして響きに滑らかさを求めることができる塩梅で発声していたが、何かが足りなかった。
ライブが終わって、
もう一度ジェイムスの歌声を聞いてみる。
決して声を張り上げているわけでもないのに、とにかくよく響き抜ける。
優しい声だけど、抜ける。
なんとなくその抜ける感覚を真似て、
1、の響くポイントを少しずらすと、ぱきっと抜けるところを発見。
2、を使って引っ張りながら、発声をすると、結構いい感じなのだ。
1では、ちょっと響きすぎるくらい響いているんだけど、
その響きを2の動きでコントロールすれば、いい塩梅が作れる感じはある。
優しいのに抜ける正体は、やっぱり響かせることにありだと思った。
響きこそ、倍音にもつながることで、抜けの良さは、しっかりと音程が見える声になるということ。
音程が見えるということは、他の楽器の旋律にあわせやすくなる。
この響きの作り方をうまく、歌唱の中に取り入れて、またしばらく検証してみようと思う。
響きといっても解釈の違いで、いかようにも取れるし、そもそも、響いていない声など無い
わかりやすく例えると、お風呂の中で歌うのをイメージしてほしい。
あからさまに響くのが分かると思う。
今回の響きとは、それと同じことが、発声の段階で、口から上の頭部で起こっているのを体感できるくらい、それくらい響くのだ。
軽々と、声を張り上げない状態で、優しい声を優しいままで拡張できると思う。
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