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2019.9.16 ボイトレは録音とともに

ボイトレは録音とセットでなければ意味がない。

ピアノなどの伴奏に合わせて音程を取るだろうが、とにかく聞き返さないと、あまり意味がない。

それもすぐに聞き返さなければ意味がない。
その状態をすぐに忘れてしまうからだ。
何が原因で、そういう音になったのかなど、5分も経てば忘れてしまう。

だから、歌う、録る、聞き返す。
ただの発声練習にも、それがなければ、意味がない。
聞き返して、耳と声を養うしかない。
すごく単純なことだが、それでしか変われない。

聞き返すことの意味は、的をしっかりと把握するということ。
野球に例えると、ミットもストライクゾーンも無い場所へ全力投球しても、、無駄だということ。

テニスだって、コートの無い場所でサーブの練習をしても、、無駄なのだ。

ゴルフもそう。カップの無いコースでショットを打っても、、意味がない。

その理屈とまったく同じだ。

その的の存在を音の中に把握することは、意外と難しい。
そして、音というのは人それぞれ感覚が違う。
もう本当にそれぞれで、その的自体の正しさが違う

それが音楽の醍醐味なのかもしれない。

さらに、多くの人は言うだろう、その違いがわからないと。
それでいい。
その違いに耳を傾けて、届けるのがこちらの役目だ。

とは言え、録音の準備をするのも一手間。
そして、できればちょっといいマイクである方がいい。

その一手間の積み重ねは、10年とか、そういう単位で積み重ねると、
一生ものになると思う。
そのくらい少しずつしか積んでいけない些細な感覚なのだろう。

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