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情報整理の方法

私にとって
情報収集とは、
情報の存在を認知して、
いつでも引き出せるように
整理することである。

これは、かの有名な方の発言です。見たとき私は衝撃を受けました。
すいません、自分の発言です。
有名でもないし、衝撃を受けた自分はいませんでした。

さて、今日は情報整理の話をしようと思います。
記事冒頭の言葉は、自分が情報収集をするときにやっていることを一言にまとめたものです。それをいちから説明しようと試みたのがこの記事です。数年かけてブラッシュアップしてきたものなので、割とシステマティックな作業になってしまっている気はします。(それこそ”好き”じゃないと続けられないかもしれない)

良いと思った部分を抜き出して参考にしていただければと思います。

情報を整理する

この記事のタイトルでもありますが、この手法では情報を整理することに重きを置いています。というのも、いつかのタイミングで過去に触れた情報を思い出したいときに、

「あ〜あれあれ。あれだよあれ。」
ではなく
「あ〜あれあれ。えっとー...そう、これだよこれ。」
と、見つけ出せてこそ効果を発揮するものだと思っているからです。

また情報収集に限らず、物事を継続していく上で一つ重要になるのは、場所や状況に左右されないことだと思います。ですので、以降に紹介する手法はPCでもスマホでも家でも出先でも利用できる方法となっています。

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上記フロー図は、自分が情報を整理する際の判断分岐を示したものです。
左から枠ごとに分けて説明していこうと思います。


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情報源を選ぶ

まずは情報源です。主に RSS:SNS:キュレーションメディア を7:2:1の割合で利用しています。

RSS
最近は、様々なアプリに様々なフィードが実装されています。多くはサービス提供者側が設定したアルゴリズムによって表示順序が入れ替えられているものが多くあります。もちろん、短時間で欲しい情報(自分に適した情報)に到達するにはアルゴリズムは大変便利ですが、時系列の方が良い時もあります。ニュースなどの情報は特にです。また、ニュースはできる限り第一次ソースに近いところで、できる限り素に近い状態で触れることで自分の解釈の余地を作ることができます。
そういった時にRSSは便利です。RSSの取得にはFeedlyを使用しています。また、RSSリーダーにはReederを使用しています。

SNS
主にTwitterやInstagram, Tumblr, Pinterestを使っています。
SNSに求めているのは、RSSに対して逆に人を介して伝わる情報です。いわゆるフォローしてる人々のキュレーション能力を求めているという点が一番大きいです。RSSは選んだソースの情報を確実に取得できる反面、選んだ意外のソースからは情報が入ってきません。それでは、偏りが出てしまいますし、自分のアンテナを広げる余地がありません。そういった時にSNSでフォローしている方から意図せず入ってくる情報はとても貴重なものです。SNSでシェアされていた記事を読んで、そのままそのメディアをRSSで購読すると言うこともよくあります。

キュレーションメディア
呼称がこれであっているのか少し不安ですが、、、LINE NEWSやYahoo!ニュース, スマートニュースなどです。これは、情報源として頼っていると言うよりは、「メディアがマスにむけてどういった情報を届けているのか」「世間がどういった情報を見ているのか」を知るために利用しています。

これら3つのメインソースを紹介しましたが、これらのなかで気になった記事をブラウザの新規タブで開きまくります。大体、10〜20個のタブが溜まったら一度区切って次の選定フローに入ります。


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読む?読まない?後で読む?

世の中の記事には、
すぐ読むべきものと
後で読んでいいものの二つがある

これまた、偉い先生のありがたいお言葉が出ましたね。
えぇ、もちろん自分の言葉です。偉い先生なんてどこにもいません。

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上の図は、スタンフォード大の情報科学系の研究室が調査した結果をグラフで描写したものではなく、自分が10秒くらいでフリーハンドで描いた”グラフみたいなやつ”です。x軸とy軸に何が入るのかすら知りません。

タブで気になった記事を沢山開いた後に、それぞれの記事を斜め読みします。そして、すぐ読むべきか、後で読むべきか、はたまた読む必要がないのかを判断します。
大体、時事性の高いニュース系の記事がすぐ読むもので、コラムのようなじっくり読む系の記事が後で読む側に回されることが多いです。

すぐ読む記事は、その場で読みます。
後で読む記事は、Pocketに追加します。Pocketはブラウザ向け拡張機能でSave to Pocket(Chrome、Firefoxはプリイン)を入れると便利です。
読む必要がないと感じた記事は、タブを閉じます。


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読んだらとりあえず保存

記事を読んだ後は、まずEvernoteに保存します。内容が刺さった刺さってないに限らずです。刺さっていたかは未来の自分が決めるので。
Evernoteへの保存はEvernote Web Clipperを使うと便利です。
そうすると、Evernoteには「自分が読んだ記事リスト」が溜まっていきます。
いつか未来に”そういえばどこかで読んだな”となった時に、Evernote内をキーワードなどで検索をすると、見つけ出すことができます。(イメージとしては、自分の検索エンジンインデックスを作る感覚です)
情報は思い出せなくても、呼び出すことができればそれでいいのです。

Evernoteはかれこれ10年以上お世話になっているのですが、まさに第二の脳として活躍してくれています。


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メディア別にスクラップ

さて、自分が目を通した記事をぽいぽいしたり、キーワード検索するのに便利なEvernoteですが、ノートブックの中身は膨大な量になってしまうので、後ほど見返すには適しません。そこで、見返す用にスクラップしましょう。

自分は、保存したいメディアごとに保存先を変えています。(ややこしいですが、ここで言うメディアは情報機関ではなく媒体の話です)
  テキスト → Tumblr
  画像 → Pinterest です。

Tumblr
Tumblrはマイクロブログとして有名ですが、自分は記事の一部分を引用するようにしています。記事を読みつつ、保存したい文章があった際にブラウザ拡張機能のPost to Tumblr(ChromeFirefox)を使って保存しています。
後から読み返すと、自分に刺さりまくった文章集になってるので、なんかやる気出ない時とかに見返すとバチバチにモチベーションが上がります。後は、文章書いているときの言い回しなどで困ったら見返したりとかするとアイデアがもらえます。

Pinterest
Pinterestは画像をタイルで美しく表示してくれるので使用しています。こちらもブラウザの拡張機能であるPinterest Save Buttonで保存しています。EvernoteやTumblrは割と雑多に保存のみしていますが、Pinterestだけは保存する画像によって「ファッション」「料理」「風景」「イラスト」などと種類分けしています。


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"後で読む"やつを、いつでも読めるようにする

すでにお忘れの方もいらっしゃるかもしれませんが、結構前のフローでPocketに保存した記事たちがいますよね。忘れないであげてください、彼らを。
Pocketはありがたいことにマルチプラットフォーム対応で、ほとんどのデバイスに対応しています。ですので、PCでも出先のiPhoneでも読むことができるので、時間のある時に読みましょう。

さて、問題はそんな時間があるのか・・?という点なんです。世のエンターテイメント産業が人々の隙間時間を奪おうとしのぎを削っている中、記事を読むための時間が確保できるだろうか。いや、ない。
そこで、自分は寝る前、ベッドの中で読むようにしています。

さてここで唐突ですが、自分が調査したランキングを公表しようと思います。サンプル数は1です。

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夜に浴びたくないランキングで堂々の3位に入っているブルーライト、厄介ですよね。特に、自分は寝る前のベッドで読むので、できるだけ避けたいものです。

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避けられるんです。そう、Kindleならね。

自分はKindle Paperwhiteを使ってますが、普通のKindleでも構いません。お風呂でも読みたい人は防水のKindle Oasisもあります(Fire HDシリーズではなく、E-InkディスプレイのKindleです)。

Pocketに保存してある記事をPDF化してKindleに送信するP2Kというサービスがあります。これで、Pocket内からランダムに選ばれた3記事を毎日送ってもらってます。また、P2Kで送られたPDFには各記事の最後にArchiveボタンがあるので、Kindle上でアーカイブにすることができます。
さらに、IFTTT(たしかZapierでもできるはず)で「Pocketでアーカイブした記事をEvernoteに保存する」というフローを組んでいるので、こちらも最終的にはEvernoteに保存されます。

おわりに

これで、自分が情報を整理する方法の紹介は以上です。
ここまで読み切る人がどれくらいいるかわかりませんが、ななめ読みでここまで到達した方は、この記事をPocketに保存するところから始めませんか?

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この記事はFeedforce Advent Calendar 2020の20日目にあたります。
202020ですね。

昨日は栗原さんの「転職して1年たった振り返り」でした。2020年1月に入社されてから2ヶ月も経たないうちに弊社がフルリモートに切り替わるという経験は大変なこともあったかと思います。私自身、今年の4月に新卒として入社して、最初からリモートだったので、逆にそれ以外を知らず、2ヶ月とはいえ全員出社を経験できたのは羨ましいですね。
明日はIR担当の深山さんによる「今年1年の決算説明会を分析します」です。IR関連の情報は社外に出るリリースベースで知ることがほとんどなので、あのアウトプットが出るまでにどういった経緯があるのかなど、気になるところです。



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