美空ひばりにはジャズが似合う
美空ひばりにはジャズが似合う。そう思うのは私だけでしょうか?実は我が家には、彼女が歌うジャズのアルバムがあります。これが本っ当にすごいんだ!
特に「A列車で行こうは」最高!途中から英語でガンガン歌うのですが、聞いていて気持ちいのです!圧倒的なこの歌声の "質" に、日本のジャニス・ジョップリンだ!と思わず痺れてしまいました。
CDはもう中古でないと手に入らないと思います。どうしても聞きたいっ!という方は、こちらのYou tubeで聞くことができます。1分20秒くらいからの「Hurry! Hurry! Hurry!」からが痺れます!
美空ひばりさんの歌声というのは、野性味のある放浪芸能にも近い声だから良いのですね。これについては、ぜひ下記の青い本をお勧めします!武田梵声先生の『ゴルジャメソード入門』です。
171ページに、美空ひばりAIのことが書いてあるのですが、YAMAHAの技術者が、美空ひばりのインターバルのズレを指摘し、「ズレたほうが良いのが、なぜなのかわからない」といった感想を述べていたという話が書かれています。上手いとは何なのか?私たちが上手いと"信じている"声は、なぜそう信じられているのか?その辺を芸能の本質を捉えながら詳しく書かれているんです。
ちなみにこの『ゴルジャメソード入門』は、第4章が特に素晴らしいから、興味ある人はぜひ読んでみて~!(感涙)
さて、美空ひばりジャズ。私もずっと歌ってみたくて、先日こちらを演奏してみました。「花笠道中」です。この後またご紹介しますが、ピアノ弾き語り歌手の浜田真理子さんも、この曲をアレンジしていて、私は若かりし頃かなりインスパイアされたんです。それでこのたび、自分でも挑戦してみたという経緯です。
コードが爽やかで気に入っておりますが、いかがでしょう?(ニコニコ)ループクラウドよりジャズドラムを引っ張ってきて、そこに自分でピアノを弾いて作っています。
コードをご紹介します!もしよかったら、普段の練習やお友だちとのセッション、ボランティアなどでご活用ください。ピアノさんは、弾いていてホント爽やかで心地いいですよ♪(これで合ってるかな?間違っていたらスミマセン)
先ほど、少しご紹介した浜田真理子さんの「花笠道中」についても、下記に書いていきたいなと思います。もう少しだけお付き合いくださいませ♪
浜田真理子さんの「花笠道中」は、ご本人曰く「俺ゴスペル」だそうですが、ただただカッコイイです!アルバム「こころうた」の中で聞くことができます。
浜田さんもよく古い曲を歌ってくれるのですが、昔の歌でもアレンジをすると、こんなにカッコよく蘇って、もっとずっと長く聞けるんだ!と感動してしまいますね。
こちらのアルバムでは、「花笠道中」のほかにも「柔」「安来節」「ラストダンスは私に」「朝日のあたる家」「貴方のためのブルース」「座頭市」なんかもアレンジされて蘇っています。美しいのです!
それにしても、美空ひばりさんのお声は本当に難しいですね。地声成分と裏声成分が、バランスよく混ざっていないと出ないというのが、実感で知ることができ、かなり勉強になりました。
もしも、そんな古い歌つまんない…と思われるのなら、ぜひ一度、彼女のジャズを聞いてみてください。世界がガラッと変わりますよ。
素敵な時間をあなたと過ごせて嬉しいです。サポートどうぞよろしくお願いいたします♪