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注意一秒、怪我一生        ――画像しりとりはじめました(#154)

(#153) タッチ→「ち」→注意一秒、ケガ一生

シムラー!うしろー!

!( ゚Д゚)!


優しい世界♪(*´∇`*)♪



 地元で林業を営むケント・シムラーさん(62)と、こちらも地元でシャケ捕りの名手と名高い熊板五郎さん(推定19)との心温まるツーショット写真。

 今日からいよいよ師走だからね。日本全国12月に入った途端、よーいどんで一気に冷えこんじゃったし💦(ここいらでは、日中の最高気温もマイナスという真冬日やった( ゚Д゚))、こういうほっこりピクチャーで、まずは身体の内部から温まっていくのが吉(o^-')b♪

◇ ◇ ◇ ◇

 「注意一秒、怪我一生」を改めて語義から見つめ直そうと、我が愛読書の新明解国語辞典(第八版)で調べてみたら、見出し語が――ない( ゚Д゚)!

 いよいよ私は国語辞典すらマトモに引くことができなくなったのか……と一瞬落ち込みそうになったが、よくよく考えてみるとこのフレーズ、ことわざでもなければ慣用句でもない、交通安全標語ではないか。
 あまりにも身近になりすぎていて、ついついことわざか慣用句のつもりでいた。
 実は、おれも、私も、そんな風に思ってたー♪……って人、手を上げてみて~✋♪(≧▽≦)♪
……え?ワシだけ……?(・_・)?

 「注意一秒、怪我一生」。言わんとするところは大体わかる。
「ちょっとした注意を怠ることで、一生モンの大怪我につながる」とか
「どエラい事故を防ぐために必要な手間は大仰なことではなく、ごくごく些細なこと、ちょっとした注意でええんやで」とかいうことだろう。

 「注意一秒、怪我一生」は論理的におかしい、それを言うなら「不注意一秒、怪我一生」か「注意一生、怪我一秒」だろ、そんな風に高座で語ってたのは確か、生前の立川談志師匠だったか。さすがに落語家さんだけあって、細かいトコまで良く見てはるなぁ(*´∇`*)♪……と感心する。

 もちろん、談志師匠も高座のネタとしてそう言うてはるのであって、この標語は論理的におかしいからケシカラン💢プンプン💢などと心の底から憤慨してたわけではないだろう。

 そんなこと言い始めたら、このテの論理矛盾をはらんだ言い回しは、日常にそこそこ転がっているのだから。

 例えば「お湯を沸かす」。お湯はすでに沸いてるのですよ(笑)。程度問題ではあるけど、それ以上執拗に沸かそうものなら、きれいさっぱり蒸発してまうで( ̄∀ ̄)……て話で。
 でも、論理的に正しく「水を沸かす」なんて言わないもんねぇ、ネイティヴの日本人は(笑)。

 もう一つ👆。平井堅の20枚目のシングルにして、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の主題歌としてミリオンセラーとなった『瞳を閉じて』。閉じることができるのはまぶたであって、瞳ではない。瞳を閉じることは、人体の構造上ムリ✋なのだ( ̄∀ ̄)。
 こちらの場合も、だからといって、『瞳を閉じて』というタイトルを見て「気持ち悪ッ( ゚Д゚)!」……なんて眉間にシワ寄せる人などはまずいないわけでw

 「不注意一秒、怪我一生」は、論理的に正しくても、今イチ美しくはない。書かれた文字としての見え方も、実際に発語された音の聞こえ方も、「注意一秒、怪我一生」の方がはるかに美しい。散文ではなく標語だからね。そこはけっこう大きいと思う。

 さらにいうなら「注意一生、怪我一秒」についても、論理的に正しかろうが現実問題としては実効性は極めて低いと言わざるを得ない。
 後段はいい。交通事故で怪我をするのは一瞬のことだから。
 問題は前段の方。注意一生て、それこそ論理的に「一生注意し続けること」なんて、到底ムリ✋ってものだ。そんなことを本気でやろうとすれば、どんな超人的集中力の持ち主でもいつかはその集中力が切れ、得てしてそんなスキに交通事故に遭っちゃうものよねー( ̄∀ ̄)♪それが人生の皮肉というものだ。

 もちろん、繰り返しになるが、そんなことは談志師匠だって百も承知だろう(笑)。それを踏まえた上であえて論理矛盾を笑いに転換する。それもまた言葉を操るプロの仕事ってものだ(o^-')b♪

◇ ◇ ◇ ◇

 「注意一秒、怪我一生」で検索かけたら、そういうタイトルのDVDを発見した。

 表パッケージに語られているように、実際に交通事故を起こしてしまった4人のドライバーがその事故体験を語り、彼らが起こした事故を検証することによって、新たな事故を防ごう\(^o^)/という、一種の教化用のDVDのようだ。
 こういうのは大事なことだ。人生で一度だけ見せられた免許更新の2時間講習の時の映像も、もしかしたらこれだったのかもしれない。

■ 監修・指導 大久保堯夫 (日本交通科学学会顧問・日本大学名誉教授)
 
不勉強なことにお名前は存じ上げないが、肩書を見る限り、とりあえずその世界では名のある人なのだろう。知らんけど( ̄∀ ̄)

■ 判型:DVD 26分(+短縮版15分)
 トータルしても1時間足らずか……。まぁ、こういう意義のある内容のDVDなのだから、時間の長短で論ずるべきではない。

■ 著者:企画・製作 斎藤プロダクション
 一瞬、『ゴルゴ13』を書いてるアレかと思ったが、無論、別物だ。

■ 本体価格:77,000円 (税込・送料込)
 なるほど、教化用とあって、そこそこ値は張りよるな――

77,000えんっ?( ゚Д゚)!


もう一度見る。
 いや、つい数時間前に個人的に応援している北海道日本ハムファイターズの井口和朋投手の契約更改のネットニュースでどエラいイージーミスの記事を見たばっかりだったので、自分の眼が「0」の認知に少々トラブルを生じたのかと思ったのだ。
 一、十、百……。間違いない。私の学んできた数学が正しいのなら、間違いなくこのDVDのお値段は77,000円だ。
 こういう意義のある内容のDVDなのだから、金額の大小で論ずるべきではない――って、いや、それにしたって限度があるだろうに( ̄o ̄)💦

 ちなみに、本筋とはまったく関係のない話になるが、今日、私が目にしてびっくらこいたのがコチラ👇

 いや、さすがに年俸3,300円は悲しすぎる(T_T)。そんなんサインするなよ、井口ぃ^m^。日給10円(*1)やぞ(^^ゞ💦 今日び、小学生のお使いのお駄賃でももうちょいもらえるがな(・_・)

*1:日給10円:単純に3,300円を1年の365日で割り返すと9円ちょいだが、プロ野球選手の「統一契約書」は、2月1日から11月30日までの10か月の契約なので、日割り計算の分母は365ではなく303になり、答えとなる日給は10円ちょいになる。

 なお、件のDVD、お求めになりたい、という方はコチラからどうぞ(笑)
👇

◇ ◇ ◇ ◇

 そういえば、「注意一秒、怪我一生」には、ロングバージョンがあるのをご存じだろうか。

注意一秒 怪我一生 死んじまったらただ合掌

ブラックやね( ̄∀ ̄)♪

 まあ、実際、交通安全標語やスローガンといったもののなかには、思わずニヤリとくるものや上手い!と膝を叩きたくなるもの、なんじゃこりゃと笑ってしまいそうになるもの、とさまざまだ。

のせましょう ゆとりという名の 同乗者

 こちらは、交通安全スローガンの1991年 最優秀作。まだ、ゆとり世代なんて言葉がない頃の話。
 当時は、上手い!ともてはやされたのだろうが、現在いまだと、単にゆとり世代の若い社員が後部座席か助手席に乗ってるだけ(笑)……と捉えられかねない( ̄∀ ̄)

見つめよう 歩んだ道より すすむ道

 思わず、「元気ですかーっ!!」とか言いたくなるような標語w


 次は、富山県の実際の看板から。

下ネタかーいっ!!(笑)


 次は、滋賀県の看板。

 滋賀県だけに、甲賀忍者が出てくるんやろなぁ……。
 ま、車に簡単にはねられるようじゃ大した忍者とは言えまいが( ̄∀ ̄)

危ないぞ 車は怪物 命なし

 「車は怪物」までは同意するが、「命なし」は車を愛車と慈しむ立場からすると、いささか非情に過ぎる物言い(T_T)
 ……まあ、「車は怪物だから、はねられたら命がないぞ」という意味にもとれそうだが( ̄~ ̄)

見たつもり 事故が見えない 夜の道

 こちらは、交通安全スローガンの1990年佳作。
夜の道はもちろんだが、「見たつもり」で事故が見えないのは、実は夜昼は関係ない。むしろ油断しているという点では、昼間の「見たつもり」の方がヤバい、まである。

 言いたかないが、これ、完全にわき見運転、誘発してるやろ( ̄∀ ̄)

 続いては新潟県から。

 たぬき目線て(笑)。
……まあ、これでたぬきが、お?なんか車が通るらしいゾ、とか言って道に飛び出してくることがなくなるなら、それに越したことはないけどw

 個人的には、「鹿さん、車がくるよ!」もお願いしたいところだった。

 だから、下ネタかーいっ!!(笑)


 こちらも新潟。「ああ、なるほど、追越し違反の反則金って、佐渡するめ18束分かぁ。そりゃ高いなぁ」……って、なるかっっ!^m^

事故は一瞬 補償は一生

 こちらは交通安全スローガン、1973年佳作。シンプルだけど的を射てる標語だ。
 ちなみに、BIGBOSS曰く、「努力は一生 本番は一回 チャンスは一瞬」(o^-')b♪

おみやげは 無事故でいいの おとうさん

 こちらは1978年の交通安全スローガンで、全日本交通安全協会会長賞で佳作となった作品。
 最後は、思わずほっこりする作品で終わりたいのでね(⌒~⌒)♪

 カレンダーが12月になった途端、律儀に冬が本格化して、道路は一気に雪道へとその姿を変えてしまった。
 雪道ドライバーなら当然の共通認識なのだが、完全に雪に覆われた雪道よりも、中途半端に雪が降り、まだ雪道になりきれていない今の方がよっぽど危険な道なのだ。

 雪道走行は、何はなくてもとにかくスピードを落とすこと。どんなに車の性能が上がろうと、新しい安全運転のための機能が増えようと、スピードダウン以上のリスクマネージメントはない。

 ぶっちゃけ、滑り出したらもう何しようが止まらないもん(笑)。
ワタクシのボケのようだ(*´∇`*)♪……て、ほっとけ(・_・)

◇ ◇ ◇ ◇

今日の〆の一曲は、田村直美で『永遠の一秒


 おっと、今宵ももうこんな時間だ。今日もごっつギリギリ。明日も朝から雪かきやね^m^


 そんなこんなで、
明日も、なるべく多くの人が、
「注意一秒、怪我一生」で一億総無事な一日でありますよう🌈



■ おまけ

 今回の画像しりとり列車 (154両目) の前の車両です。タイトル「タッチ」と右下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。


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