ミャンマーでUI/UXデザインをやっている村上雄太郎です。

Myanmar App UI Redesignマガジンでは、僕が個人的に感じているミャンマーのサービスの課題を勝手にリデザインしており、その思考の過程を記録したものです。
ミャンマーのサービスの紹介や現状を多くの人に認識してもらえると嬉しいなと思います。

今回はミャンマーで展開されているITに特化したメディア、Internet Journalのリデザインを行いました。

Internet Journalは現在アプリはあるものの、更新がされておらず比較ができないので、Webサイトと比較してみていきます。

課題点と改善点

1.トップページ

課題点
①トップ画面に2記事しか記事が表示されていない
②カテゴリが多いがハンバーガーメニューの中に隠れているので、ユーザーが欲しい情報にリーチできるまでに複数回タップが必要となる

改善点
このサービスでは“ユーザーが欲しい情報が簡単に手に入る” → “それをキープ（お気に入りorシェア）できる”というシンプルなフローを意識し、
「Home」「Special（独自コンテンツ）」「Search」「Favorite」「Account」の5つのタブをデザイン。

①大きかった写真を小さくし、リストのようなUIにすることで4記事以上が画面に表示されるようにした
①-補足：人の目線は左上から"Z"の動きをすることがわかっている。
ITニュースの場合、画像よりもテキストコンテンツの方がよりユーザーにとって優先度が高いと考え、記事タイトルが先に目に入るようになっている
②上部のタブにカテゴリを表示し、1タップで別カテゴリの情報にアクセスできるようにした
③お気に入りボタンは片手で扱っていても、比較的タップしやすい場所に設計している

2.記事詳細ページ

課題点
①記事詳細をタップした際に、「メディア名」と「記事タイトル名」が大きく出すぎて本文を読むのに1スクロール必要
②お気に入りができない

改善点
①「メディア名」と「記事タイトル名」を小さくし、ファーストビューで本文が読めるようにした
②お気に入りボタンの設計

（2018年5月にリデザインしたものをnoteに再掲載）