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ふと浮かんだ言葉を残していきます。
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#note

【詩】龍の凧

7歳のぼくが両腕を広げたくらいの凧 ダイヤの形をしていて真ん中に龍が描かれている 今年の…

天鳥そら
4年前
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【詩】働いたあとは

働いて働いて 働いて働いて 明日も明後日も働いて働いて やっと今日で水曜日 働いて働いて…

天鳥そら
4年前
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【詩】そーっとそーっと

むくむくした雲の中を走り抜く しめった空気がほほにあたる 長い体をくねらせて 雲の切れ間…

天鳥そら
4年前
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【詩】13日の金曜日

13日の金曜日は不吉な日らしい どうして不吉なの? たずねても誰も知らない みんなそろって…

天鳥そら
4年前
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【詩】嬉しい雨やみ

空はどんより曇り空 ほんのり白く明るい午後の空 水田を見れば水たまり 川は泥水どろっどろ…

天鳥そら
4年前
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【詩】誰が食べたの?

友達にもらったおみやげのお菓子 オレンジ味のチョコレート 板チョコよりは小さく 板チョコ…

天鳥そら
4年前
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【詩】ハロウィーンで誰かと一緒

暗い夜、明かりを灯したランタンを手にして歩く子供たち。 「トリック・オア・トリート」 にぎやかな子供たちの声にまぎれて、何かがまざっているかもしれません。 だって誰もがかぶりものをかぶり、誰もが仮装をして、誰もがいつもと違います。 隣にいるのは本当に友達の彼かしら。 前を歩くのは本当に知り合いのお姉ちゃんかしら。 「トリック・オア・トリート」 誰か知らない声がまざってないかしら。 お菓子を上げる方も気をつけて。 町の子供たちにちゃんと準備したはずなのに、なぜ

【詩】宴

終わってしまう終わってしまう 楽しい楽しい時があっという間に ひとときの笑いと語らいは …

天鳥そら
4年前
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【詩】メガネのあの子

メガネをかけている子をかっこいいと思った 目が悪いから良いことなんてないよ そう言ってい…

天鳥そら
4年前
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【詩】オープン

あなたの言っていることは正しい 一般的だし常識です 誰もが賛成するかもしれません あなた…

天鳥そら
4年前
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【詩】

ひと雨ふって青色に ひと雨ふって紫色に ひと雨ふって赤色に ひと雨ふって緑色に ひと雨ふ…

天鳥そら
4年前
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【詩】大きくなる貯金箱

真っ赤なポストです 四角じゃなくてずんどうで 筒のようなカタチです それほど大きくありま…

天鳥そら
4年前
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【詩】まわるこい

小さなお池の真ん中で 金色の鯉がいっぴき 黒色の鯉がにひき わっかになってぐるぐるぐるぐ…

天鳥そら
4年前
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【詩】染まらない

手渡されたばかりの真紅の薔薇 赤く赤く咲き誇っていた この世に生を受けたことを喜ぶように 真っ赤な花びらに水滴が落ちて丸いしずくが浮かぶ しずくの中にはたくさんの色や形が躍ってる 日を追うごとに赤の深みが増してくる どの日が境になったのか 赤に黒がまじるようになった 黒が花びらのはしから忍び寄る まるで濃い血の色のよう 緑の葉はしおれても刺がいたい 刺に触れた指を急いで引っ込める 忍び寄る黑に負けまいと 開いていた赤は 遠くから見るとぎょっとするほ