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【自主ゼミ】産学官共創学習ゼミ第三回 2023/10/16

産学官共創学習ゼミの第三回が10/16に行われました。
産学官共創学習ゼミとは弊団体Diligentの主催するゼミのことで、卒業後の進路・人脈・価値観を実践的に広げるというテーマのもとに、多種多様な職業で活かす事のできる能力や知見を学び、実践するゼミです。追加募集もしているので気になった方はこちらをご覧ください。

今回のゼミは、初めて駒場キャンパスにて対面で開かれました。実際に目の前にいる人から話を聞き、ゼミ生と顔を合わせてグループワークを行うのは、前回までのオンラインとは違い魅力あるものでした。

2回目までに引き続き講師は井野考紀さんで、今回は主にロジカルシンキング、事業全体のフレームワークについて学びました。

まずは1回目のワークとして、お題が与えられ、それぞれ5分考え抜いた後、グループに分かれてディスカッションを行いました。

グループワークを実施している様子


それぞれが、これまで習った「使用者の像を具現化する」という考え方を用いて、それぞれが具体的に人物を置いて考えることで、自分が考え付かなかったような考えが多く出てきて深みのある議論に近づいたのではないかと思います。
井野さんからは、考え方の種類や、グループワークで出てこなかった、新たな視点が与えられて学びになりました。

その後、思考の深め方についての話があり、特に「関連する主体を出し切る」ことと「事業のプロセスをもれなく洗い出す」という2点はとても重要だと感じました。
やはり、人間たるもの自分にとって身近な存在についてメインに考えてしまうため、主体を漏れなく洗い出すのはこれまであまり見えてなかった、競争相手や自社内の人物にもフォーカスする重要性に気付きました。
後々になって思わぬボトルネックに気づいて、戻りが発生するのは時間とお金がとてもかかることなので最初の段階で考え抜くことの重要性を再認識しました。
大切なポイントとして挙げられた、競合が提供していなくて、自社が得意としている分野を狙っていくというのは、思考に出てこなかった大切な視点だと思いました。

さらに、1人のお客さんが利用するフローを短期、長期で書き出してみることで気づかなかったプロセスに気付け、競合と比較していき、課題に気づけるなど目から鱗な点が多く見つかり感動しました。
他にも1年の店舗の流れを見ていくことで、季節による特徴を把握し、活かすことも学びました。
やはり紙に実際に書くことは、頭の中では気づけなかったことに気づけるようになって大事ですね。
全体を通して、いかに現状をより精度高く、正確に様々な面、様々なスパンで把握していくのかが、ボトルネックや強み、弱みを把握し、より近いルートで課題を解決するために大切であると感じました。

これらの解説を踏まえて、2回目のグループワークでは、1回目のお題の少し条件が変化したものについて考え、議論しました。
習ったことを用いて、事業のプロセスを細かく分解することで、改善策をより効果的に具体的に出せるようになっているのを感じました。
井野さんからも他社との競争だけでなく、自社の魅力を最大化すること、回転率を上げるためにできること、自社を大きくしていく上で必要なもの、人をいかに増やすかなどの様々な点についての解説があり、とても学びの多いものでした。

今回のゼミを通して、事業の全体像についての理解度が深まり、事業を拡大していく上でボトルネックや課題を見つけるために必要な視点の養い方を学べました。これから直面するだろう様々な課題に対処する時に大きく役に立つことと思います。

このゼミは、毎回講師の方から新たな視点や知らなかった世界について学び、毎回どんどん成長していく事ができてとても楽しいです。是非みなさんもこのゼミに参加して、一緒に楽しく学びましょう!追加募集もしています。(グループワークは参加できません)詳細はこちらへ

 ゼミそのものについて詳しく知りたい方は、下のガイダンス記事にアクセスしてください。

 文責:今村光志

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