初心者のガレキ制作記録(花畑チャイカ 組み立て編)
ガレージキットの組み立て・塗装経験が一回の初心者が、制作記録をまとめて公開しておけばワンチャン誰かの助けになるかも!という思いつきの記事です。
前情報
この記事ではイベントで購入したガレージキットを組み立てるまでをやります。
塗装編はまた作業でき次第上げる予定です。
今回作成するのはワンダーフェスティバル2024 Winterで購入した花畑チャイカの可動フィギュアのガレージキットです。(ディーラーはまおーじさん)
パーツは3Dプリンターで出力したものになります。
レジンキャストのガレージキットも買ったので後日その制作記録も書きたい。
最初にやること
まずガレージキット(ガレキ)をワンダーフェスティバル(ワンフェス)などのイベントで購入したら最初やること、それはパーツの確認!!
イベントから帰宅したらすぐに確認する!
パーツ一覧表が同梱されてるはずなので1個ずつチェックしていく
もしパーツ不足や他に不明点があったらディーラーさんに連絡しよう。
対応可能期間はディーラーさんによって異なるが、どちらにせよイベントで購入してから早めの確認・連絡が望ましい。
道具の紹介
全パーツの確認をしたら道具を準備。使用した道具は以下のとおり。
ニッパー(タミヤ モデラーズニッパー)
デザインナイフ(タミヤ モデラーズナイフ)
紙ヤスリ(GodHand 紙ヤス #400, #600)
工作マット(100均)
プラモデルが販売店かAmazonで買い揃えた。
道具はコレが良い!とか商品ごとの違いは詳しい記事や動画を参考に。
それぞれの道具について、ガレキを一度作ってみた感想は
※湯口:型に金属を流し込むときの注ぎ口。レジンキャストだと注いだ部分がパーツ本体に残っている場合があるので取り除く。3Dプリンター出力だと存在しないやつ。
※白化:ガンプラ作るときにゲートの跡が白くなるあの現象。にくい。
※バリ:型の隙間からはみ出てできる薄いやつ。3Dプリンター出力だと存在しないやつ。
※番手:目の粗さを示す数値。小さいと粗くて、大きいと細かい。(国際的に)文中では「#300」と表記して「300番」と呼ぶ。
サポート材の除去と表面処理
サポート材の除去
まずはニッパーで支柱のような部分(サポート材)を切って取り除く。
ここでパーツ表面ギリギリを切る必要はなく、ちょっと段差が残っても大丈夫。
あとからデザインナイフや紙ヤスリで削って段差を消していく。
パキパキッと勢いよく割れながら外れて気持ちがいい…
パーツまで割れないかドキドキしたけどパーツ本体は頑丈で割れなかった。
顔とか手みたいな細かいパーツだけ丁寧にやれば良さそう。
表面処理(段差消し)
ニッパーで切ったら写真みたいに小さな段差が残る。
これをデザインナイフや紙ヤスリで削って滑らかにしていく。
デザインナイフで段差が大きいところや紙ヤスリだと難しい箇所を削っていく。
ちゃんと新しい刃に替えて、焦らず力まず丁寧に。安全第一。
紙ヤスリは小さくなった段差やヤスリがけがしやすい段差を少しずつ削る。
使う番手は、いらない部分(ニッパーで切ったサポート材)であらかじめ試して、力を入れなくても削れるなーって確認した番手を選んでる。
今回は#400で段差を消して、#600で仕上げという感じ。仕上げはササッと少しやるくらい。
こんな感じでデザインナイフと紙ヤスリを使い分けて削っていく!
やりすぎて服のシワなど消しちゃわないように注意
段差を削ったらこんな感じに。最初より目立たなくなってれば大丈夫!
完成して一番鑑賞するのは自分なので、自分がOKだせれば勝ち。
以上の作業を全てのパーツにやっていきます。
こだわると非常に長くなる作業なので程々に。
音楽とか動画を流しながらのんびりやっていきましょう。
たまに組んでみて確認
ときどきパーツを組み合わせて目立つ粗がないかチェックして進めます。
意外と組んだら隠れる箇所も多いので、隠れるとこは簡単に削って終わり!
特に今回は可動フィギュアなので特に関節が動くところを早く見たい!!
ササッとパーツを処理して組み合わせます!
ヤスリがけ終わり!
のんびり作業して全部のパーツを無事ヤスリがけ作業終了!!
細かく見たら凸凹はあるけど組み立てが出来れば良いのよ。
完璧よりまずは完成させる。ザッカーバーグも言ってた。
関節部品の購入
今回のガレージキットは肩や手首の関節に市販の球体関節パーツを使用するのでAmazonで購入。
写真のように各1点ずつ買えば組み立てることができた。
全身組み立てと噛み合い調整
パーツも球体関節パーツも揃ったので全身組み立ていく。
未塗装のパーツでもキャラクターが組み上がっていくワクワク感がある!楽しい!!
しかもこのガレージキットは可動するフィギュアだ!さらに楽しい!!
組み立てながらパーツ同士の噛み合わせも調整していきます。
固くてハマらないパーツは紙ヤスリで削って調整を、逆に緩くて外れてしまうパーツはパテやシアノン(瞬間接着剤)で盛って調整をします。
スカートの左右パーツが少し固かったので紙ヤスリで調整。
棒の曲面に合わせて削りすぎないよう少しずつヤスリがけをしていく…
肩の球体関節パーツは逆に緩くて安定しなかったのでシアノンで盛って調整。
シアノンを作業マットのガラスフィルムに出して、硬化が進んで粘り気がでたら棒を使って盛りたい箇所に少しだけつける。
完全に硬化してから紙ヤスリで削りながら、ちょうど良いハマり具合になるよう調整していく。
他にもパーツをドライヤーで温めたり、お湯で温めると少し柔らかくなるので、形が歪んでいる場合はこれで調整します。
今回はスカートの前と後ろパーツがハマらなかったので、温めて柔らかくしてからはめました。
組み立て完了!!
組み立てが無事完了!!花畑チャイカ爆誕!!
無事組み立てれたら100億点です!偉い!!
真っ白で綺麗なフィギュアを写真撮るなりして遊びましょう!!
参考になれば
ガレージキットの作り方は動画も記事も数多くあり参考になるものばかりです。
作るキットや使う道具に合わせて自由に工夫して制作が進められるのが楽しいと思います。
この制作記録がその一助となれば幸いです。
おまけ:やっちゃったミス
成功体験より失敗体験を報告した方が後人の為になるって誰かが言ってた!
1. シアノンを間違えて買う
ガレージキットの作り方でよく紹介されるシアノンですが用途に合わせて多様な種類があります。
先人たちがオススメしているのはシアノン DWですが、私はAmazonでサムネイルだけで判断してシアノン SWを買いました…
DWは遅硬化が特徴で、硬化までの時間の長さから調整が効き、使い勝手が良いそうです。
一方間違えて買ったSWの特徴は、超速硬化!!はやい!!
カタログによるとABSに使用した硬化時間はDWが45秒に対し、SWは3秒!!
なんと15倍の速さで硬化!どおりで早いと思ったよ!!!
ちゃんと製品の種類を確認して買おう!
2. 手首のジョイントパーツを折る
手首の関節として使う「関節技 球体ジョイントミニ」ですが、腕パーツに固くハメてしまい外そうと思ったらメリッと千切ってしまいました。
こういうとき焦って引っ張ろうとしても、固くハマっているので全く抜けない。
落ち着いてパーツを丸ごと熱湯に入れて柔らかくしてから、抜くと簡単に外せるのでパーツも傷つけずに済みます。
外れなくなったときは無理に力を入れず、一度パーツを温めてから外そう!
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