3つの舞曲

音楽を描く’日々の記録(3種類の舞曲に親しむ)

目的

私は、なにかの特徴を掴むには、別のなにかとの差異を感じてみるのがいいような気がします。
同じ三拍子の違う3つの曲、それを例えば、学校の教科書に書いているような、指揮法の三角図のように同じに描くこともできるし、それはそれで、正解です。
でも、作曲家や、その時代や、民族によって、もちろん楽曲の伴奏との兼ね合いやハーモニー音域の変化によって、みんな違った3拍子と感じる事もできるはず。

場面

愛媛の定期講座にて。
utena drawingで、3拍子は何度もやってきている定番メニュー。
ただ今回は、一つではなくて3っつの楽曲
ルネッサンス期のメヌエット
モーツァルトの初期のメヌエット
ブラームスのワルツ集から15番
をピックアップして、拍子のオスティナートをそれぞれの感じるところも大切にしながら、対話もしながら、やり取りしていきました。

あとから、できたらドビュッシーあたりからも選んでみたら良かったかなあとおもいました、これは次回の楽しみにとっておきましょう。
ポップスからもやってみたいところ。


様子や感想

やっぱり三角を描きたいという意見は、出てきました。
それは、誰もがまず浮かんでくるイメージで、初心者クラスなら、やってみるべし、となっていたところ。でも今回は、共通項をみつけるのではなくて、差異を感じる事がテーマのワークだから、その相を模索していこう、と促しました。

シンプルな3拍子から、少し手の混んだモーツァルトのしゃらりんとしたメヌエット、それから出処のちがう 厚みのあるブラームスのワルツ。冒頭の方向性や勢いあとにどうつながっていくか。そういう事を体験しました。


今回、題材はクラシックから選んでいるのだけれども、
古くてあたらしい体感は、必ずやクラシックだけでない領域にも
豊かさを与えてくれると思います。
さらに、utena.m.fの講座では、自分が感じていること、にも触れていくので、その影響は単に音楽、というだけでない領域にもきっと広がっていくと思います。
いえ、そもそも音楽、というものが、器楽演奏というものにとどまらず、人間の営みに深い影響を与えてくれるもの、という前提で、この講座は行われているのです。

東京講座案内
2019 5/26(日) 13:10-
           5/27(月)18:10-
講座費 3000円(会場費含む)
西武新宿線新井薬師前駅近くのスタジオで、音楽を描く講座を開催します。
詳細はこちら
小さなスタジオで、こじんまりとした集まりです。
こちらは、utena drawing 初心者向けなので、ふんわりとやっております。
ぜひ足を運んでみてください。



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愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!