天叢雲剣

今、ツイッターで話題になっている剣、 #草薙剣 は、 #天叢雲剣 が元の名前。‬

‪その剣があった場所(八岐オロチの尻尾だが)は、雲が湧きたち雨が降っていたことが名前の由来。‬

‪で、この剣は、天照大神がうっかり落としてしまった剣らしい。‬
‪そのせいであんなことになってしまった。‬

しかし、この話は出来すぎている。

八岐のオロチを退治したのは、他ならぬスサノオ尊。
スサノオ尊は、その前に高天原でやりたい放題やったため追放されました。

そして、地上に降りる途中でお腹が空いたからと言って寄った場所で、受持神のもてなしを汚いものだと勘違いして殺してしまっています。

普通ならば、これでもはや神ではなくなるのだけど、その後 地上に降り立ったスサノオは、八岐のオロチのことを聞き、助けるわけです。(もうみんな知ってることなので端折りました)

そこで国津神から絶大な支持を得るわけです。
ま、そらそうです。

しかも、天津神の血筋で天照大神の弟となると、尚更のことです。(国津神と天津神は敵対していない。むしろ国津神は、天津神を尊敬しています)

絶大な支持を得たスサノオ尊は、国津神の長(おさ)となります。

これは、話ができ過ぎていますよね。
もしかすると天照大神は、弟のためにわざと落としたのではないか?
時空を超えて落とすと言うことが出来たのではないか?
と考えてしまうわけです。

これじゃオカルトなんだけども、そんな風にも考えられると言う話でした。

ところで、草薙剣と天叢雲剣が別の剣ではないかと言う意見もありますね。

普通に古事記・日本書紀を読むと、そうはならないのだけど、ちょっと剣の性格の違いも感じるため、そう考える人は案外多いです。

だって天叢雲ならば、火攻めにあった時に草を刈って防ぐのではなく、雨を降らせば良かったのだから。

降らせ方を知らなかったとも考えられるので、なんとも言えない所ではあるけれど。

僕の主観的な感じ方からすると、天叢雲剣は自分の行ないたい通りに動きたい性格で、草薙剣は自分を抑え、主人をしっかりとサポートする性格の様に見えます。

皆さんは、どう思います?