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水と塩だけ断食-後日-

AM7:00
起床。
昨日までの空腹がまるで嘘みたいで、あれもう一日いけんじゃね?って思うけど、ここで調子に乗っても良いことないのは知っている。
顔を洗うのもそこそこに、いよいよ味噌をお湯に溶く、、、!
もう味噌の匂いをかぐだけでよだれが止まらない。
普段から味噌汁なんて作らないものだから、分量がわからずうっすい味噌汁になってしまうのだけど、この薄味の優しさがたまらない。
こんなにうまい味噌汁は人生で初めてです。

幸福感が頂点に達して、その勢いで昨日の残りの食器洗いを済ませてしまいます。
ちょっとお腹いっぱいになったかな?と思ったものの、やはり味噌汁一杯程度では満腹にならなかった。

しかし、断食をして気付いたのが、空腹にもふたつの種類があるということ。
ひとつは、全身がエネルギーを求めていて空腹で何も手につかない状態。
もうひとつは、お腹に何も入っていないのがハッキリ分かるけれどそれが心地よい状態。

このときの空腹もふたつ目のそれでした。
集中力が増して、ほかのことに気を取られることが少なくなります。

AM10:00
ひびきと買い物へ。
相変わらず腹が減った。
だけど面白いもので、メモを見返していると同じ「腹減った」にも明らかにテンションの違いがある。
断食中には「うわ、腹減った死にそう、、、」であったのに対して、この日は「腹減ったー!!」とある。
元気いっぱいかよ。

断食している間に食欲以外の感情を失ってしまって、性欲睡眠欲物欲がどこかにいった。

AM12:00
待ちに待ったお昼ご飯!
昨日さっちゃんが作っていたオニオンスープの残りをいただく。

一晩おいてとろっとろになった玉ねぎの甘さがしみる。
初めて食べる固形物(?)に、自然と笑顔がこぼれます。

そのあとは我慢できずにみんなのごはんを一口だけもらって、

よく噛んで食べました。

PM2:30
戦友棚村が東京より帰還。
棚村も無事に断食成功したよう。
体重が減って、健康への意識も高まって、なにより表情が生き生きとしていて、一緒に断食やれて良かったなあって思います。

PM5:00
棚村先生が早めの晩飯に雑炊を作ってくれた、、、!

まさかご飯が美味しすぎて泣きそうになる日がくるとは思わなかった。
とにかく味わって噛み締めて、体に無理のないようにゆっくり食べていたら、食べ終えるのに40分かかりました。
ちなみにこのときの一口のサイズはこのくらい。

あまりに美味しすぎて幸せを噛み締めまくっていたのですが、「あのとき、めちゃくちゃ気持ち悪い顔してたよ」って棚村が教えてくれました。(後日談)

PM6:00
久しぶりにちゃんとしたご飯を食べたら眠くなって30分昼寝。
今まではみんなのご飯をうらやんでばかりだったけど、周りにつられて食べたいと思うことがなくなった。

PM11:00
ついつい魔が差してみかんの缶詰を食してしまう。
あ、あ、甘い、うまい、、、
急激に莫大な糖質を摂取したからか、眠気と頭痛が襲ってきました。

シャワーを浴びて体重を計ると、57.4kg。
排泄してないのに1kg減った??今日食った分はどこにいった??

PM12:30
ほんのちょっとの罪悪感と共に就寝。

まとめ

僕はこの日、人生で一番うまい飯を食いました。
三日間の断食にはそう思わせるだけの力がありました。

お椀一杯分くらいの雑炊でお腹いっぱいになれるし、いったい普段どれだけ余計に食べ過ぎていたんだろうとこわくなります。

これは僕だけかもしれないけど、その代わりに断食の反動もちょっとあって、それが深夜に食べてしまったみかんの缶詰です。
みんなが食べているのを見たら我慢できなくなって、そこからは手を止めるのに苦労しました、、、

断食が終わった開放感で糖質を摂りすぎると僕みたいに頭が痛くなるし、重いものを食べると消化されずに大変なことになります。
食べたいものを食べるためには少しづつ慣らしていくしかありません。

22歳無職の断食日記、いよいよ次回で終わりです。
断食前に立てた目的は果たされたのか、四日間を振り返りながら、僕が感じた注意点と一緒にまとめていきます。
それでは!

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