- 運営しているクリエイター
記事一覧
結婚という制度は機能不全を起こしつつあるのではないかという話
現行法制化における「結婚」という制度は、機能不全を起こしつつあるのではないかという話です。
なお、私は法律のプロではありませんので、誤りなどありましたらこっそりご指摘いただけると嬉しいです。
憲法における結婚の定義日本国憲法第二十四条に、結婚は次のように定義されています。
婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならな
隗より始めよにまつわる勘違い
「まず隗(かい)より始めよ」
ということわざがあります。
「物事は言い出した奴が率先してやれ」
という使われ方をするケースが多いようですが、もともとはこんなやり取りから生まれた言葉です。
ある日、人材不足に悩む王様が街に住む隗という賢人を招いて問いました。
「隗さん、なかなか優秀な人材が集まってこないんだけど、どうしたらいいと思う?」
「でしたらこの私を雇って、先生と呼んで敬って、立派な
コミュニケーションが苦手なのではなく、不特定多数とのコミュニケーションが苦手
「最近入社した若い子は、人とコミュニケーションを取りたがらない子でねえ」
ある経営者がこんなことを言っていました。
「だから、あまりコミュニケーションが求められない部署に配置したんだよ。無理強いしてもお互い不幸になるだけだし」
適材適所……っぽいけれど、果たして彼は本当にコミュニケーションを取りたがらない子なのだろうか?
単に不特定多数とのコミュニケーションが苦手なだけで、仲良くなった人とは
職能資格制度と官位相当制
古代の日本は国の制度を整えるにあたって中国から多くのものを取り入れましたが、人事制度もその一つでした。
役人の地位を位階(ランク)と官職(役割)で表すというシステムで、たとえば
正二位・内大臣
従五位下・治部少輔
といった具合で、ランクと役割が一目瞭然という便利なものでした。
(前半が位階で、後半が官職)
しかしこの人事制度、運用面では日中で大きな違いがありました。
中国は官職に位階が
年長者を無条件に敬う社会は終わっている
儒教においては「年長者を敬うべし」というのがその思想における大きな柱となって、これは現代日本人の考え方にも大きな影響を与えています。
年長者サイドにしてみたら「無条件に敬ってもらえる」のでとてもありがたい教えである一方で、若手サイドからは少なからず
「はあ? なんで年上ってだけで敬わなきゃなんねえの?」
という声が聞こえてきそうですが、この教えが成立した当時は年上であることが敬うべき理由にな
人を雇うということについての温度感
「人を雇うということは、その人の人生を背負うということ。一生面倒を見るくらいの覚悟でいる。たとえ会社が潰れても、その人を路頭に迷わせるようなことはしない」
とある中小企業の経営者(60代)が、ある時こんなことを仰いました。
素晴らしい覚悟だと思う反面、私の感覚とはずいぶん違うなーと思ったのです。
会社員時代の感覚私は大学を出てから10年ほど、会社勤めをしていました。
明確に意識こそしていま
リーダーシップという技術
「あの人はリーダーシップがある」
「自分はリーダーシップがないから、このポジションは向いていない」
等々、「リーダーシップ」という単語が使われる機会は多々ありますが、そもそもリーダーシップって何なのでしょうか。
早くもゲシュタルト崩壊を起こしかけてきましたが、リーダーシップに関しては昔から様々な研究がされていて様々な定義がされていますが、個人的には
周りの人たちに「あの人について行きたい」と