ストレートで飲むか割って飲むか
最近、ニーチェの思想が気になるので学んでみようと思ったんですが
「哲学者の思想を学ぶ際に、”入門”や”超訳”といった類の本を最初に読むべきではない」
という注意事項を見かけました。
それは割りものを飲むようなもの
初学者向けの入門書は分かりやすく記述されていますが、それは入門書の著者の「解釈」が含まれているからに他なりません。
本人の著作がウイスキーの原酒であるとしたら、入門書は水割りのようなもの。
水割りで済めばまだ良い方で、下手をすればコーラやジャンジャーエールで割ったハイボールになってしまい、元の味が分からなくなってしまう恐れがある……というのがその意図するところです。
というわけで原酒を飲んでみたんですが
日本語であることは間違いないと思うのですが、文章を読んでも意味が分からない。
今回読もうと試みたのは岩波文庫の『道徳の系譜』という、ニーチェの著作の中では比較的分かりやすいものらしいのですが、それですら冒頭からこんなんなのです。
われわれはわれわれに知られていない。われわれ認識者が、すなわちわれわれ自身がわれわれ自身に知られていない。それはそのはずである。われわれは決してわれわれを探し求めたことがないのだ。
われわれ多過ぎ問題。
いきなり原酒はキツい。無理。
というわけで、割りものから行くことにしました
簡単なところから攻めることに。
コーラハイボールをウイスキーだと思い込んでしまう恐れはありますが、まずは割りものをいろいろ飲んで、ウイスキーの風味を知るところから始めたいと思います。
あ、あとどなたか詳しい方いらっしゃいましたら、解説をしていただけるとありがたいです。
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