東大英語1Bをはやく解く方法

第1章 8分ほどで記号を全部埋める方法

東大英語は時間がないとよく言われます。試験時間120分、配点は120点。
極端な話、1分1点取れれば満点です。つまり東大英語1B選択が1問2点、並び替えが2−3点だと仮定して配点は12〜13点ですから、12〜13分ほどで解けたら上出来でしょう。見直しの時間も取りたいので理想的には7〜8分で記号は全部埋めちゃいたいですね。

7〜8分で記号を全部埋める方法ですがまず大事なのは「全文を読んだら負け」です。著作権的に東大模試をこのNoteで使用するのはまずい気がするので2023年度の本試を用います。

まず選択肢から見ていきます。

東大英語1Bで選択肢を選ぶとき、選択肢の最初と最後が大事です。
とりあえず(1)から解いていきましょう。
a~gの選択肢の最初の部分は a, as, it, it, it, psychology, things の7つですが
(1)、最初の方にpsychologists were once reluctant to~ と書いてあるので
まずはf) のpsychologyからはじまっている文章を疑いましょう。
入れてみて、読解を行なってみるとピッタリハマることがわかります。

続いて(2)です。(2)の直後にthree main purposes of human laughter (人間が笑う三つの理由) と書いてあるので人の笑いに関連する文章が入ります。
laughterという単語が入っているし、中に入れても矛盾なく読める b)が答えです。

さっき(2)の周辺を読んだので(3)では人間が笑う三つの理由のうちの三つ目について話しているんだなー、と状況が掴めます。
今回はパッと見単語だけではわからないので選択肢を上手く探す方法を紹介します。普段だったら単語だけでわからない場合設問を後回しにしてるんですけど、今回は消去法での解き方も紹介したいので飛ばさないでおきます。

まず a)ですがすぐ消せます。ウッドさんが「人間だけで見られる特徴だと思われていたものが人間にも見えたんです〜」と言っていることになり、これは小泉構文です。d),e)はinfantについて話していますが、この段落では関係のないお話なので除外できて、g)も「急に何言ってんだこいつ」となり、b)とf)は(1)(2)の答えなので消去法よりc)が選べます。

実際の答えはc)

続いて(4)です残るはa),d),e),g)だけですね。infantの笑いがどう見ても会話の中心なのでd,eから疑いたいです。"laughter brings obvious evolutionary benefits"
(笑いは明らかに進化上の利益をもたらす) を読むとd)が選べます。

実際の答えはd)

最後、(5)です。選んでいない三つの選択肢は
a): a phenomenon once thought to be particularly human turns out to be…
e): it reveals that the infant understands…
g): things that seem silly and insignificant…
もうinfantの話はどうでも良いのでe)は省けます。というか消去法を用いなくても最後の方に "but it really is no joke"と書いてあるので g)が答えであることがわかります。

答えはg)

大事なのは「この単語が入ってるから、この選択肢はこの文章に入るに違いない!」と言う考え方ではなく、「この単語が入ってるから、この選択肢はこの文章に入る候補であって、実際に吟味してみたら矛盾はなかったので選んだ」という考え方です。

そしてこの読解のすごいところは選択肢を入れる部分の周辺しか読んでいないからかなりの時短になるという点です。


自分の国語力の低さのせいで解説とかが分かりにくかったらごめんなさい、昔からよく言われます。
ちゃんと10点もぎ取れました


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