ケーキの切れない非行少年たちを読んで

ケーキの切れない非行少年たち は、
発達界隈の皆さんに注目され
心理職、支援職の皆さん
読んでないけどいっちょかみしたいポジショントーク&アフィリエイトしたい皆さん
保護者の皆さんも感想をUPしてますね。
それだけ、発達界隈の皆さんにとって、
影響のある新書。
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まず、表紙裏が一般の保護者には衝撃だろう。支援職や専門職は、この領域について既視感あると表現するが、今の学校教育や心理職、児童精神医、小児科医の皆さんが見捨ててきた領域だということは、皆さんに自覚していただきたい。
だからこそ、この新書が注目されているんです。

「反省以前の子ども」が沢山いるという事実。
認知力が弱くケーキを当分に切ることすら出ない子どもが少年院には大勢いる。
問題の深刻さは、普通の学校でも同じなのだ。人口の数%はいるとされる「境界知能」の子どもたち。

支援業界も教員も支援の狭間の子どもたちが排除されることを傍観し、見捨ててきましたよね。

心理職の皆さん、この領域を困難ケースとして、担当しませんよね。
児童精神科医の皆さんは、通院しない限り眼中に、入れませんよね。
教員の皆さんはこの領域の子どもを吊るしあげ、排除しますよね。
保護者だけが頑張るしかなくてたいへんになってしまったあらゆる悲惨なケースが集中する領域。

つまり、支援職や専門職にまでも見捨てられ
家庭に自己責任を押し付けられてきた領域だということを支援職、医師のみなさん、教員の皆さんは、自覚して頂きたい。
あなた方が見捨ててきた領域なんですよ。

だから、認知の定義とか言ってる支援職がちゃんちゃら可笑しいわけです。

多くの認知行動療法マターの人はコグトレへの違和感という先入観でこの新書を「認知」しているという現象がある。
言葉の定義づけでこの話に乗っかりたいアフィリエイト心理職まで出てきた。
この新書に関して描写の話に拘る人たちもいる。このあたりまでは、Twitter TLに流れてきた印象でご存知な方も多い。

p6
認知行動療法は
「認知機能という能力に問題がないこと」を前提に考えられた手法です。
認知機能に問題がある場合、効果がはっきりとは証明されていないのです。
中略
実際に現場で困っているのは、(認知機能に問題がある)そういった子どもたちです。
この件アフィリエイト心理職と心理職で医学生が認知行動療法とこの子どもたちをトレーニングする認知機能訓練は認知の意味が違うと主張していますがいかがですか?そういう言葉遊びにどのような意味がありますか。

この本をコグトレ推奨本としか読めない専門職から視覚認知のことばかり指摘されていますが、それは、誤読。そのような話ではないんです。

p24
見る力、聞く力、見えないものを想像する力が弱く話を聞き間違えたり、周りの状況が読めなくて対人関係で失敗したり、いじめに遭ったりしていたのです。

p26
小5年で勉強が面白いと感じていた子も中学で急降下します。
支援がうまくいかなかった子の行き着くところが少年院。教育の敗北でもあるのです。


これを読んで、私は、政治の敗北だと感じました。筆者は特別支援教育士に注目していないと指摘する支援職がいましたが、実際には全くもって足りないし、向き合えてないのが今の学校教育の現場なんです。圧倒的にリソースが足りない。

あとは事例紹介と認知機能訓練の紹介です。筆者は支援教育を受けていれば救えたと書いています。しかし支援教育は、この領域の子どもたちを救えるようなリソースがほとんどない。


では、どうこの新書を扱うか
現状では各家庭の自助努力と児童発達支援の業者が売り物にするしかないわけです。
それで良いのでしょうか。

コグトレ 認知機能訓練は、児童発達支援業界にとって、商機。資料を読めば、親が指導出来る内容です。受験産業では、随分前から導入しています。

認知機能訓練で理解しやすいさや柔軟さの幅を広げていくことや認知の歪みによる他者への暴力行為を立ち止まらせることができ、本人が少しでも生きやすくなると筆者は説いている。

しかしながら、認知機能訓練がすべての子どもに適応するという追試はない。


私は仕事の上でこの領域の子どもたちに日々接しているし、自分の子どもたちもこの領域にいることで、認知機能訓練は私の日常の中にある。そこで強く感じたことがあります。

認知行動療法が適応でなく
認知機能訓練が必要な子は、すべからく訓練すべきなのか。
ありのままでは生きてはいけないのか。

この本でその視点は扱われていないのですが、丁寧に考えなければならないのではないか。


私はむしろ、この視点を社会に問いたいのです。

この子たちを排除したり追い詰めるような教育や政治や社会でなければ、この子たちは、自己肯定感をむやみやたらに傷つけられず、
犯罪に走らなかったはずです。

筆者は教育の敗北と論じていますが
私はこの新書を読んで、日本の政治の敗北を
強く感じました。

私は、この領域の子どもたちが今の日本で少しでも希望がもてるように、出来ることをしていきたい。

今回注目を浴びたことで認知機能訓練が普及するという流れが予測されているけれど、普及にあたっては、合理的配慮が同時に必要。認知機能訓練が生産性の問題に絡められたり、訓練の強要につながらないよう注視していくのが、私たち大人の役目だと考えました。







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うたうたいとえかきのはは

不登校、育児、療育、進学・就学、ホームスクーリング、学校シャドウ、LD学習支援、児童発達支援、ASD、ADHD、HSP、HSC、教育行政、教育問題元記者、元アナウンサーTwitter @bewizyou1
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