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2017年10月の記事一覧

照れてる場合じゃない

照れてる場合じゃない

写真:IMDb

夢をかなえるとか、成功するとか、やりたいことをやるとか、言い方は色々ありますが、要するにそのひとが望む姿になるための指南がこの世を縦横無尽に、というか好き勝手に駆け回っています。

あきらめずにやり続けるだとか、運も才能のうちだとか、何もしないほうが却っていいとか……。
いやもう何を信じていいんだかって感じです。ダイエットだって、ひとによって糖質制限がよかったり、ライザップでひと

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信じるな、疑うな

信じるな、疑うな

おやおや、何をそんなに焦ってるんだい? 
え? 頑張らないと認められないって?
承認欲求ってやつかい。それも悪くないねえ。

でもね、あんた。
認めてもらおうとする相手を間違えちゃあいけないよ。

あんたがとった行動は、認めるに値するんだろ。
その行動が善であるってえのは、あんたの価値観に基いてんだろ。
他人様がそれを善しと思っているかどうかなんて、わからないじゃないか。
あんたと同じかもしれない

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よく降りますねえ

よく降りますねえ

どうしたんだい、そんなところに突っ立って。
濡れちまうじゃないか。
よかったらお入り。

へ? 雨に濡れていたい? 
そんなら好きにおし。
どうせならあすこに腰掛けて、植物たちと雨を楽しむといい。

冷えてきたら、我慢しないで傘をお買い。
なんならうちに雨宿りに寄ってくれてもいい。
なんのおかまいもできないけどさ。

雨もそのうち止むだろうよ。
止まないならば、駅までひとっ走りするんだね。

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当たり前じゃないことが当たり前になるとき

当たり前じゃないことが当たり前になるとき

ひとりラーメン。ヘーキ。
ひとり寿司。問題ありません。
ひとり呑み。居酒屋じゃなければOK(居酒屋ぎらい)。
ひとり焼肉。? そもそも焼肉なんて食べたくないし。

誰かと一緒じゃないと何もできないのは情けない、という謎の教育を母親から受けてきたわたしは、ひとりで何かをするという修行をけっこうな年数続けてきたみたいです。
その結果、ひとり飲食、ひとり暮らしにひとり旅が平気な人間になりました。
(よく

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二兎でも三兎でも、追うべし追うべし

二兎でも三兎でも、追うべし追うべし

小学生の頃、将来は漫画家になりたいと思っていた。親からはよく「漫画家は物知りじゃないとなれないから、たくさん勉強しないとね」と言われた。

「漫画家は絵が描ければいいんじゃないの?」
「マンガはお話も考えなきゃいけないでしょ。『ベルサイユのばら』なんて、知識がないと書けないと思うよ」
「いいの、わたしは『あさりちゃん』みたいなマンガを書くから」
などといって、当時のわたしは親の言うことをスルーして

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なんだ、クリエイターのための映画だったんだ。

なんだ、クリエイターのための映画だったんだ。

写真:IMDb

迷いや不安がなければ、時間がなくても自分がやろうと思ったことは成し遂げられる。
逆に、時間がいくらあっても、迷いや不安があればそれを成し遂げられることはできない。

ということを考えていた矢先にこの映画。
アメリカはニュージャージー州の「パターソン」という街に住む「パターソン」という男の一週間を追った『パターソン』という映画を観た。
松山に住む松山くんのある一週間、というところか

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明朝体が好き!

明朝体が好き!

スキウサギのように叫びたい。

「明朝体が好き!」

なぜウェブの世界はゴシック体なんだ!?
いやいや紙の世界でもゴシック体が侵略してきている。取扱説明書なんかはゴシック体が多い。

ゴシック体は「見」やすく、明朝体は「読み」やすいと、ユニバーサルデザインの勉強をしていたときに教わった。
「見」やすいと「読み」やすいのは、どちらが重要なんだろうか?
読んでもらわないと困るけれど、見づらかったら読ん

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一歩近づいてみる

一歩近づいてみる

それは、感動を味わわせてくれたり、知恵を提供してくれたりする。しかも経済的、時間的という面で比較的お手軽に。
そんな書籍という手段が人類に広まったことってすごいことだと思う。
それに加えて今はネットもあり、人々に入ってくる情報やコンテンツの量は、昭和の時代とは比べ物にならないくらい多いと思う。いいとか悪いとかは別にして。

書籍は有益な情報をもたらしてくれるけれど、著者の講演会やら出版記念トー

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やめちまえ、という決断

やめちまえ、という決断

「新しいことをやり始めても、途中で邪魔が入ったらすっぱりやめちゃうの」

先だって知り合った女性がこんなことを言っていました。
邪魔が入るということは、それはやらないほうがいいということと彼女は解釈するんだそうです。

わたしたちは何かを始めるときの決断を重視しがちだけど、何かをやめる、あるいは終わらせるときだって決断がなければできません。

「辞めさせていただきます」と会社を辞める、「実家に帰ら

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