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うつみっこ新聞vol.6を発行しました-4/5(日)は市議会議員選挙-

いつもご支援いただきありがとうございます。
4月5日(日)は福山市議会議員選挙です。
毎日、多くの立候補者の方々が内海町にも訪れています。

立候補者のみなさんにアンケートを実施しました

この機会に、学校再編に関して立候補者のみなさんにアンケートをとらせていただきました。ご多忙のところ、また回答期間が短いところ、14名の方にご回答いただきました。誠にありがとうございました。この場をお借りして感謝申し上げます。

現職38人、新人5人の合計43人に郵送させていただきました(そのうち8人は引退されるそうで、後任者がいればお渡しいただくようお願いしました)。3月29日の公示まで住所等がわからなかった新人候補者10人の方については送付できておりません。

アンケートの質問項目と、それぞれへの回答、自由記述欄のコメントの要約をまとめましたので、ぜひご覧ください。投票の際の参考のひとつになればと思います。(この投稿の後半に書き起こしを掲載します)

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学校再編に関する新聞記事が出ました

4月2日(木)に中国新聞、4月3日(金)に毎日新聞に、学校再編に関する記事が出ていました。小さくて読みづらい部分もあるかもしれませんが、こちらもぜひご覧ください。

うつみっこ新聞vol6_200404_2


アンケート回答の詳細についてご報告します

10の質問に対して「賛同する」「どちらでもない」「賛同しない」の3つの選択肢から選んでもらい、理由を伺いました。最後に、自由記述欄を設け、この問題に関するご意見などを伺っています。ここでは各問の理由として書いていただいたこと、自由記述欄に書いていただいたご意見を、そのままご紹介いたします。(それぞれの問いに関する回答については、新聞の画像の方でご確認ください)

Q1.小規模校であっても、文科省が定める「主体的・対話的で深い学び」は、ICTの活用や他校との交流などの工夫次第で可能になると思います。

・小規模校の規模の程度によると考えます(岡崎正淳)
・ICTなど工夫はいろいろできると思います。今でも地域の人や他の額ねんの生徒同士で内容の濃い交流を通じて主体的で深い学びができていると思います(河村晃子)
・少人数の方が、様々な責任と役割が子どもにまわってくるために、「自ら考え、自ら行動する」という主体性が育まれます。多人数での学習活動が必要であれば、GIGAスクール構想の活用などで、補うことが可能だと考えます(土屋知紀)
・可能であるかも知れませんが、子どもの世界は”多くの子ども”が基本であるべき(早川佳行)
・適正規模といわれる学校と同じ教育効果は工夫次第で小規模校のデメリットをおぎなえます。生徒がいるかぎり、学校は存続させるべき(高木武志)
・要は、子ども達や地域をどれだけ大切にするかです。いくらでも工夫はできます(三好剛史)


Q2.内海町は2012年頃から地域住民が主体となって空き家を活用して、子育て世代を中心として移住者をこれまでに約120名まで増やしています。これは福山市内でも注目すべき取り組みのひとつであり、福山市としてもできる限り支援すべきだと思います。

・今後の活性化案として支持を考えるべき(岡崎正淳)
・とてもすばらしい取組みだと思います。自然豊かな地域で子育てができ、地域も元気が出ます。地域活性化に大きな役目を果たしています(河村晃子)
・全国的に120名も人口が増えている例は珍しい取組です。本来なら、福山市は人口増加策の成功事例として、学校だけでなく、保育所や公営住宅などを整備・拡充し、全国に発信するべき、誇れる実践だと思います(土屋知紀)
・海に面する瀬戸内海は、福山市にとって大きな財産(早川佳行)
・(地方創生)に地域の取りくみがあれば、行政としても、しっかり後押しするべき(高木武志)
・日本中に誇れる取り組みがと思います。周辺部が活性化することは、その自治体の全域が住みやすいまちになるということです(三好剛史)


Q3.過疎地域においては、地域コミュニティにおける学校の役割は大きく、地域活性化と地域の学校とは無理に分けずに、合わせて考える必要があると思います。

・地域の実情と子供の将来推計を踏まえて考えるべき(岡崎正淳)
・地域の中に学校があり、地域の中にこそ、人とのふれ合いがあります。切り離すことはできません(河村晃子)
・学校が地域コミュニティの中心であることは、否定できない事実です。学校に子どもが集まり、教職員が日々の教育活動を実践し、地域住民がそれを支えることで、コミュニティが形成されます(土屋知紀)
・賛同するが、時の現実、将来を考える事も重要(早川佳行)
・学校の存続は、その地域の子育て世代の存在を前提としていることから、その地域の未来を左右するものです(高木武志)
・当然です(三好剛史)


Q4.学校運営には地域の協力が不可欠であり、地域の協力が得られなくなるような強引な進め方をするべきではないと思います。

・もし仮に強引に統廃合を強行すると、地域からの信頼を失ってしまうことになります(土屋知紀)
・当然、双方が良く協議すべき(早川佳行)
・設問の意味が分からない(石口智志)
・地域とのふれあい、つながりは、子ども達の人格をさらに豊かにしていくものです(高木武志)
・まちの主人公は住民です(三好剛史)


Q5.全国的に都市部から田舎での暮らしを選択する若い世代が徐々に増えている中で、豊かな自然環境や地域の人材など、地域資源が豊富な過疎地域の学校をなくすことは、拙速に進めるべきではないと思います。

・3の答と同じ(岡崎正淳)
・周辺地域の役目もあります。過疎地域にこそ、人が生活することで、自然環境の整備もできます(河村晃子)
・地域資源を活用したまちづくりが重要な時代です。その中心が学校であり、学校の存続は人口減少にはどめをかけることにもつながります(土屋知紀)
・拙速に進めるべきではないが、協議する時間は重要(早川佳行)
・これから田舎でのくらしにますます光があたると思います(三好剛史)


Q6.昨今不登校を選択する児童・生徒が増えていることを踏まえると、人数や特色など多様な学校があることで、そうした子どもたちの居場所になり受け皿になりうると思います。

・多様な学校は必要ではあるが規模は考慮すべき(岡崎正淳)
・とっても大切だと思います。学校が大規模化すると、一人ひとり、生徒、児童をみる、きめ細やかな教育は難しい。我が子も大規模校で勉強や人間関係に疲れてしまう場面が多くありました。一人ひとりの個性に合った学校選択は必要です(河村晃子)
・実際、広瀬学区では不登校のための特認校を設置しています。内海町でも、小規模認定特認校を設置することも、市教委の判断で可能です(土屋知紀)
・それが小規模校であるべきとは限らない(早川佳行)
・広瀬に特認校を設置される(石口智志)
・不登校の子ども達が、心を開いていける学校があることは大事です。様々な学校があって当然であり、子ども達を孤立させない居場所づくりは社会の宝です(高木武志)
・ゆったりとした人間関係、豊かな自然が子どもたちのくらしには不可欠です(三好剛史)


Q7.内海町が合併旧町であることや地理的状況を考えると、内海町に少なくとも1つは義務教育の学校があることが望ましいと思います。

・本来はそう思うが、規模を考えると過小規模校になることは避けられない(岡崎正淳)
・少子化時代ゆえ困難(運営等)な点が多い(能宗正洋)
・合併町から全ての小・中学校を廃校にするのは、あまりにも道理がありません。全国的にも異例です(土屋知紀)
・(理想としては)望ましいとは思うが、整理が出来るのか?(早川佳行)
・当然です。福山市のやり方は、弱者切りすての冷たいあり方で許せません(三好剛史)


Q8.時代に合わなくなった計画であれば、計画自体を軌道修正することも必要だと思います。

・公教育の方向性は、この4~5年の間変わってきている。今後の展開によっては、計画の修正は必要になることもあり得る(岡崎正淳)
・何といっても住民合意が大切です!(河村晃子)
・そもそも内海町から学校を全廃する計画自体、ムリがあります。計画を修正するのは当然です(土屋知紀)
・軌道修正は必要とは思うが、現実の中ではむずかしいし、考えられるのか?(早川佳行)
・一般的にはそう思う(石口智志)
・とりわけ、住民が反対している計画は取り止めるべきです(三好剛史)


Q9.福山市及び福山市教育委員会は、地域住民の大半の意向を受け入れず強引な形で再編計画を進めようとしています。こうした前例ができれば、今後も市内のあらゆる施策や地域で同様の進め方がなされることになり、その結果、行政と市民の信頼関係の弱まりや、福山市民である誇りや郷土愛の希薄化につながる可能性があると思います。

・受け止め方は様々にあると感じている。(岡崎正淳)
・これまでにも道路建設(大型)、病院の統廃合など、行政が強引に進めるため、不信、地域の人々同士の関係悪化がありました。上からのおしつけではダメだと思います(河村晃子)
・文科省も、今の市教委のやり方について疑問を感じています。それ位、現状は強引すぎます(土屋知紀)
・別の形で郷土愛は深まる(早川佳行)
・強引に、納得させるやり方はおかしいと思います。合併ありきでなく、地域住民の意志を尊重するべきです(高木武志)

[Q10は記述欄なし]

Q11.その他、この件に関してのお考えや思われることなどがありましたら、お聞かせください。

・学校の存続は、本質的に出来得るならば残って欲しい、というのが、ほとんどの住民の方々の思いだと思う。しかし、このままでは、近い将来に限界が来ることも、多くの方々の受け止めだとも感じている。
この再編計画が4年半年前に●あされて以来、白黒を明確に出来ない感情に苦しいんでこられた多くの方々の思いを正面から受けてきたつもりです。
縮減社会の合意形成の難しさに直面する中で、未来志向での政策判断が私達には求められていると思っています。(岡崎正淳)

・内海町の保護者の皆さん、地域の皆さんに活動はすばらしいと思います。子ども達や地域の事を愛して、真剣に考えているからこそですね!学校の統廃合をさせないという皆さんの声を、これからも議会でしっかりと取り上げていきたいと思います。頑張りましょう!(河村晃子)

・現在、新市町でも常金丸と新市中央中との再編問題が起きています。私は地元の賛同なしに再編は出来ないと考えています。頑張って下さい(五阿彌寛之)

・市教委の今の姿勢はあまりも異常です。「100回でも200回でも説明する」と約束しておきながら、2回で住民説明会を打ち切る。「たくさんの人が、統廃合に賛成している」と抽象的な説明を繰り返し、地域に分断を持ち込む。まちづくりにがんばっている住民の皆さんを、上から目線で否定する。しかも、保守系議員も市教委に加担しています。
文科省も「選挙で変える事ができる」と話していましたが、厳しい審判を下すことが必要だと感じています。
勝ちに行くためには、あきらめないことが必要だと思います。
私も学校存続へ向け、出来る限りのことをはさせて頂きます(土屋知紀)

・私は北部出身の議員で、整備計画を受ける地域にいます。内海とはさまざまな点で異なる面が多々あります。しかし、現実は同じ事。
貴団体の規模や背景がわかりませんが、地元の思いを思う時、気持ちは充分わかる気がする。市内中心部にとっても少子化の中、再編が考えられる時がいずれは来るのではないかと思います。先々の急速に進む少子化を思う時、全体の中で現実を受け止め再編がやむを得ないと基本的に受け止めている(早川佳行)

・保護者、地域の団結を大切にし、内海町から学校をなくさないよう、力を合わせましょう。地域のみなさんの努力に敬意を表します(高木武志)

・今回の選挙当落に関係なく、学校再編についてはとても関心があります。よろしかったら選挙後すぐにでもお話を聞かせていただければと思います。(木村素子)


選挙は私たちの幸せな暮らしと密接につながっている

「選挙が大切」というのは頭ではわかっているつもりでしたが、今回の学校再編の問題を機に、自分たちの幸せな暮らしを守るための、とても大切な手段なんだと実感するようになりました。

最終的に、物事が決定されるのは市議会です。自分たちの手で草の根的にできることもたくさんありますが、そうした活動をすればするほど、自分たちだけではどうしてもできないこともわかってきます。

もう明日が投票日なのですが、ぜひ候補者お一人ひとりの言葉を聞いてみてください。街頭演説の動画があがっていたり、ホームページがあったりします。自分たちの大切な暮らしを守ってくれる人なのか、力になってくれる人なのか。(市議会議員の働きを評価できるのって、選挙しかないんですよね。次に評価できるのは4年後。)

周りの意見・考えではなく、みなさん自身の考えや感性に近い方に投票してください。投票率が年々低くなっている福山市ですが、少しでも多くの人が投票に行ってくれることを願っています。

よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートは、町内に配布する「うつみっこ新聞」の印刷費にあてさせていただきます!