突如出現する2時間限りの愛のハレム 〜横浜編〜

BUCK-TICK 異空ツアー  パシフィコ横浜公演行ってまいりました。

ビギナーズラックによる2列目星野さん前。
ライブハウスじゃないから2列目でもそれなりに距離があって、3日前から飲みだしたDHCの速攻ブルーベリーとルテインのおかげ(本当か?)でなんとか視力0.5の私でもメンバーの顔を見ることができました。


ライブ全体の感想から先に言うと、『やっぱりおすましBUCK-TICKでした 』です。大人しくって。東京、神奈川でやるBUCK-TICKのライブはとにかくソツなくこなしてしまいますね。どうしてなんでしょう。
すごく分かった風な言い方で嫌な感じですが、実際去年のライブツアーでもそうで、地方公演では登場したときからなんか分かるんですよね…。
地方公演の醍醐味、ご当地ネタも横浜公演であるにも関わらずそんな大したネタもなくブギーウギーをやってしまうし(ブルーライト横浜をサラッと歌ったくらい)。

でも、だからといって都内近郊のライブが良くないのかっていうとまた別で、模範解答のようなライブもそれはそれで楽しいのです。そして今回のような世界観を見せつけてくるようなライブなら尚更それも良い方向へと作用していったりするなぁと感じています。


さて、では私の脆弱な記憶力(海馬がんばれ)を頼りにセトリ順に感想を書いていきたいと思います。

・QUANTUM Ⅰ
う〜ん、覚えてないので飛ばします。(海馬ァ)
・SCARECROW
ここでやっと櫻井さんが前に出てきます。
袖に白フリルをあしらった上質そうな赤ジャケットに黒のマラボー。
少し長めのサラサラな髪を流していてウン!上半身完ペキ!……と視線を下にやると黒エナメルホットパンツに黒エナメルニーハイブーツ。上半身と下半身で1人異種格闘技戦?服装の統一感という言葉は彼の辞書には無いのかもしれません。まぁでもつまんないよりは良いのかな…。
・ワルキューレの騎行
もう大っっっ好き
SCHAFTとMORTALの良いとこ取り〜みたいな雰囲気たっぷりのワルキューレ…後ろの映像もセンスがよくて素晴らしいです。
速くも遅くもないテンポで踏みしめて行くかのように進んでいくリズムと凶悪なサウンドがセクシーでこれぞ最近のBUCK-TICKのイメージだなぁ、というある意味正統派な曲でした。
・IGNITER
自称今井ファンであるにも関わらずイマイチ盛り上がれなかった私でございます。だって遠いのだもの………。今井さん歌ってんのに見える景色は星野さんのあの不敵な笑み。多分目の前にいるファンしか見てないんでしょうけどずっと微笑んでます。怖いです。
・唄
良いです。
90年代BUCK-TICKからファンになった私は歓喜です。しかし!まだ声出しに不安を抱えているファンも多いのか、『お前を愛しているのに〜!(うっすら)』。開演前、普通にお喋りしてたじゃん。なんで声出さないの。勿体無いなぁと思いながら私も『お前を愛しているのに〜!(裏声)』。誰かがやらないと誰もやらないです。やっぱり控えめな人が多いのかなぁ。
前に行った筋少のライブは初めての声出し解禁ライブで皆大合唱してたので尚更そう感じました。
いつかちゃんと声出せる日がくるといいですね。
・愛のハレム
とにかく櫻井さんに釘付けでした。
本当に綺麗な顔。綺麗すぎて畏怖の念(if you…)さえあります。あの小さな輪郭にめいっぱい宝物のように美しいパーツを嵌めているようなお顔立ち。そんなお顔で黒いヴェールを真知子巻きにしていた櫻井さん、赤いジャケットもいつの間にか脱ぎ捨て爪先立ちで数秒間の謎ポーズ。ごめん、くノ一犯科帳にしか見えなくてごめん。目逸らしました。
・さよならシェルター
覚えてないので飛ばします。
・campanella 花束を君に
あんまり覚えてないけど櫻井さんの5歳児ヴォイスに更に磨きがかかっています。
・THE SEASIDE STORY
もうほんとに覚えてない。
・無限LOOP
今回、無限LOOPと太陽とイカロスがとにかく良くて、あぁ確かにシングル曲なだけあるわ…!と思いました。だけどシングルだけ聴いてるとそれに気づけない不思議。無限LOOPは本当に無限に聴けそうなくらいライトで聴きやすい。他がドロドロしてるからこの爽やかさがアクセントに丁度いいです。
・Boogie Woogie
アァ~ンかっこいい。
GLIM SPANKYみたいな現代風70~80年代ロックを感じました。とっても聴きやすい。後ろの映像がリキッドライトショー風。キャバレーとかに似合いそうな雰囲気のロックがBUCK-TICKでは新鮮です。
・野良猫ブルー
全然覚えてないけど最後にちっさい声で櫻井さんが『ミャ!』と言った気がする。
・THE FALLING DOWN
IGNITERと感想は同じです。
いつか今井さん側に行きたいです。
・Jonathan Jet-Coaster
あんまり覚えてない。
そういえばアニイのドラムが変だった気がする。
違う曲かも。
・太陽とイカロス
星野さんへ
こういうのが好きです。
私より
・die
いい曲だぁ。間奏のアコギが大好きです。
すごく、良かったんだけど…星野さん…ラスサビのハモリ…声デカすぎん…?もうハモリっていうかツインボーカルだよ…ちゃんとハモリのメロディーが聞き取れちゃった…。などという文句が出てきました。星野ハモりデカ彦。だからイマイチハマれないのかもしれない。(暴言) 焼かれる人が羨ましいよ…。
・世界は闇で満ちている
・CLIMAX TOGETHER
虚無
・MISTY ZONE
アレンジ本当に格好いい〜。ノリ方ムズいけど。
櫻井さん端まで移動した!と思った瞬間歌詞が飛びます。頭に指当てて傾げる仕草。
・凍える
ラスサビ前、盛大に入りを間違える櫻井さん。
・ヒズミ
聴きやすくて良い。後ろの映像も日常風景なのに少し薄暗くて偶にノイズが走って、これがヒズミが見てる景色なのだなぁ…と思いながら見ていました。
KY(空気読まない)すぎるジェンカ・今井寿を一生愛しています。
無題やゲルニカの夜でも曲にそぐわない軽快ステップを踏む今井さんはワザとその曲でやってる事は明確ですが、歌に引きずられて暗くなってしまうお客さんを励ます気持ちでやっているのか、それともなんとなく面白いからやってるのか…一体どちらなんでしょうか。う〜ん後者な気しかしません。
・名も無きわたし
涙が出ないのが不思議なくらい感動してます。
先日BUCK-TICKの楽曲は臨死体験が出来るとツイートしましたが、これもそのうちの1曲です。
ずっと一人だけで咲いていた花の映像が、ラスサビの一瞬でこの世のものではないと分かるほどの美しい花畑に変わるシーンで一気に込み上げてくるものがありました。名も無きわたし、私の葬式プレイリストにブチ込んでやる。

色々記憶が無いものの意外と長くなってしまいました。
シンプルなライブでもこんなに感じ取れるものが沢山あるって本当に素晴らしいバンドです。日本の宝です。超かっこいい〜。


ファンサ的なことで言えば星野さんは自分に手を振っている人にはキャンディーズばりに全員に微笑返しをしますし、ユータさんはとにかくほっぺたがツヤツヤで可愛らしかった。最前の人にピックを手渡し快く握手もしていて、そりゃ熱狂ファンいるわ…となりました。因みにピックは何度か飛んできましたが平和主義なので周りの人が笑顔で争奪戦を繰り広げるところを直立不動明王と化しながら見守っていました。すいませ〜んと言いながら譲らないのが怖いです。まぁそれだけ特別な思いで臨んでいるんだなァとも。頭に落ちてきたり腹に直撃してきたりしたのに1枚も手に入れてないのはちょっと惜しかったかなぁ…とも思わなくはないですが、私よりも欲しい人の元へ届くほうがピックも喜びます…。ということで。無欲な方がラッキーなこと起きたりするものですしね。

無欲なので次はバナナください!

次といえば広島公演。またパワーアップした異空を楽しみにしています。気力があったら広島公演の感想も書きたいと思います。













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