「終わらない」世界[2022・4/5~]

最近、「終わらない」ということについてよく考えます。

今年で3年目に突入したコロナ禍は、ひとつのウイルスが廃れても新たな変異株が出現し、このまま終わらずに続いていくのではないか。緊急事態宣言やまん延防止措置が終わっても、完全にコロナが明けたといえるタイミングは来ない。子どもたちはこのまま学校や日常でマスクを装着し続ける。自分も含む多くの貧しい人々は外出の意欲を失い、消費意欲は下がり、収入も以前の状況までには戻らず、このままコロナの世界にずっと取り残されてしまうのではないだろうか、とか。「失われた20年(改め30年)」もこのまま無期限に延長され、政権の長期化により悪事は常に見逃され続け、ウクライナとロシアの戦争もいつまでも終わらない。……悪いことばかり考えてしまいます。

「コロナが落ち着いたら(なくなったら)ゆっくり会おうね」──2年前くらいまで、電話やメールでしかやりとりできない人との別れの挨拶の常套句でした。でも、いまになって思うのです。コロナが落ち着く(なくなる)ことなんて、当分、いや、下手するとぼくが生きている間、もうずっと来ないのではないか、とも。

悲しんでいるばかりではなく、もうこの「終わらない」世界に自分なりの何かを見つけて生きていくしかないな、と。そう思いながら、毎日新しいことに向かって少しずつコマを進めています。それはそうと、BTSのニューアルバムといい、小沢健二の2年越しの大型コンサートといい、今年の6月は面白そうなイベントが集中していますよね〜……。
 
久しぶりにこのサイトのトップページの構成を少しだけ見直して、これまでの仕事にアクセスしやすくしました(ずっと止まったままだったスライダーも復活)。最近の仕事もWorksに追加しました。
 
>>これから行くかもしれない展覧会[2022・2/3~]


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