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出版の企画は、出版する上で命だ! 〜みんなの知らない出版の世界シリーズ#52〜

みなさん、こんにちは!UTSUWA出版代表の山本です。『みんなの知らない出版の世界シリーズの第52弾』をお届けします。テーマは「出版の企画書は命! その重要性と作り方」についてです。

本の出版は、まるで「家を建てること」「料理を作ること」に似ています。
家を建てるなら、「設計図」が必要になります。
料理を作るなら、「レシピ」が必要になります。

出版の企画とは、設計図とレシピなんです。
設計図なしに家は建ちませんし、レシピを知らない料理は作れませんよね。

出版も同じで、企画書なしでは本は出版できません。

それほど、出版企画は重要なんです。

出版企画とは、綿密に「何をどうすればいいのか」が作られたモノです。

それと断言します! 本の出版企画を作ることほど、ワクワクするモノはありません。「どんな本にしようかな?」「こういう本がいいな!」など、必ずワクワクして作ることになります!

今日は、出版過程で最も重要な出版企画書の全貌を理解していただき、その重要性から作り方まで、徹底解説します!


出版企画とは? 実例と役割、いい企画の条件

出版企画の役割&いい出版企画とは?

出版企画=設計図、レシピと言いましたが、「出版企画って何のこと?」と思う人がいるでしょう。
シンプルに言えば、出版企画とは、「どういう意図で、誰に対して、何をどのように伝えるのか」が明確になっている企画書です。
いい出版企画とはつまり、

  • 意図(Why)

  • 読者(Who)

  • 内容(What)

  • どのような本(How)

が明確になっていて、筋が通っている企画書が出版企画です。

冒頭でも話したとおり、出版企画の役割は本の方向性を決めるような設計図・レシピです。
いい本にするための「質を担保するモノ」でもあります。

一貫性のない本は、いい本とは言えません。

そうならないために、出版企画を作るのです。

出版企画の実例

出版企画の重要性やいい出版企画とは何かが、わかってきたと思います。とはいえ、まだイメージできないことも多いと思いますので、実例を交えて解説していきます。

以下、とある方の出版企画を画像とGoogleドキュメントで見える化しました。ドキュメントで見たい方は、コチラから。
※個人情報のため曖昧にしている箇所・埋めていない箇所があります。ご了承ください。

出版企画書その1
出版企画書その2
出版企画書その3

これらのように、企画書を作ります。
項目としてはいくつかありますが、先ほど説明した通り、実はシンプルで、「どういう意図で、誰に対して、何をどのように伝えるのか」が書かれています。
その上で、「誰が書くのか」も明記され、「類書との差別化」や「タイトル」「キャッチコピー」なども明確にします。


出版企画を作るための3つのポイント

企画書の項目だけを知っているだけでは、いい企画を作ることはできません。ここからは、具体的な出版企画の作り方を解説していきます。

ポイントは、以下の3つです。

①一貫性のある出版企画であること
②類書との差別化ができていること
③わかりやすいこと

これらを注意してもらえれば、いい出版企画が作れます。

①一貫性のある出版企画であること

まず大事なのは、一貫性です。
設計図が一貫性なく、バラバラなことが書いてあったら、建築する段階で迷いが起きます。そんな迷いを抱えながら出来上がった建物は、良くありませんよね。

考え方としては、「書き方」と「内容」について一貫性があるのか考える必要があります。

書き方として「一貫性がない」とは例えば、「読者が20代〜30代の独身男性。その人たちに対して、起業・独立するための考え方を伝える。その人たちは、マインドが高く、収入の高みや夢を達成することを目指している」というコンセプトの本を出版しようとします。
この時、書き方としては、「大丈夫だよ。失敗しても次があるかもよ」のような寄り添った書き方より、「余計なことを考えずにとにかくやれよ!」のような背中を押すような書き方の方が響くと思いませんか?

また「一貫性がない内容」としても、高みを望んでいるのであれば、例えば月200万円を達成するための考え方やノウハウを書くべきです。一方で、「月15万円で自由に暮らす方法」を書いても響きません。
そういう人たちは、お金を稼いだり、夢を実現することを望んでいるからです。

つまり、読者に対してしっかり響く内容と書き方として注意すれば、一貫性がある出版企画と言えます。


②類書との差別化ができていること

次に大切なのは、他の本とは違う差別化ポイントが考案されているか、です。
他の本と同じようなあり来たりの内容や書き方では、いい本にはなりません。そうではなく、あなたにしか書けない内容や書き方を本に記すことがいい本であり、そのアイディアが書かれているのがいい出版企画と言えます。

ここで、よく著者さんから言われることがあります。

「え? 自分にしか書けない内容や書き方なんてできないよ……。差別化なんてムリだよ……」

僕たちは、このように伝えます。

「そんなことありません。あなたの人生は、あなたにしか歩めなかった道であり、必ずあなたにしか経験できなかったことがたくさんあります。ただ気づいていないだけであり、伝え方がわかっていないだけです」

つまり大切なのは、あなたにしか伝えられない経験や知識を気づき、伝え方を工夫するだけでいい出版企画が作れます。

とはいえ、実際にどうすればいいのかわからないと思います。以下のような質問を自分にぶつけてみてください。

Q.今までの人生の中で最も記憶に残っているエピソードを3つ挙げてください
Q.そのエピソードでどのような感情を抱きましたか? 喜怒哀楽で表してください。
Q.感情が動いたそのエピソードに20文字以内で名前をつけるなら、どのような名前になりますか?

このようにすれば、必ずあなたにしか経験できないことや知識が浮き彫りになってきます。
それを元に、差別化を考えましょう。その考え方は、この記事では話しきればいので、また別の記事でお話ししますね。

③わかりやすいこと

最後に大切なのは、誰が見ても理解できる企画書であることです。
いくら良い企画でも、それを実現できなければ意味がありません。そうならないためには、出版企画はわかりやすくシンプルである必要があります。

複雑すぎるレシピの料理は、調理するのが大変ですよね。わかりにくすぎる場合は最悪、調理を諦めてしまう人もいるでしょう。

・なぜ本を出版するのか
・誰に本を書くのか
・どのような書き方にするのか

これら大切な領域も含め、必ずわかりやすい言葉で表現してください。


まとめ

いかがでしたか?
出版企画の重要性や作り方がわかりましたか?

出版は、あなたの夢を叶えたいや伝えたい想いを残したい、ビジネスを拡大したいなどの願望を叶えてくれる大切なモノになります。

そのためには、必ず出版企画を作り込むことが必要です。
いい出版企画ができ、いい本が完成すれば、必ずあなたの人生は好転していきます。

もし出版したい! と思っているなら、出版企画を作ってみてください!
そして、自分なりの出版のカタチを実現しましょう!


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