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「これからのお金の話」(note×Zaim×レオス・キャピタルワークス)


2019年5月19日(日)に、オンライン家計簿サービス「Zaim」、投資信託「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークス、noteによる合同イベント「これからのお金の話」に参加した。
https://note.mu/events/n/nbfa0c4b32c9e


セミナー内容はこんな感じ。

第一部 「暮らしを変える、お金との向き合い方」15分
話し手:閑歳孝子さん(Zaim 代表取締役)
第二部 「10年後の未来が楽しみになる これからの投資の考え方」15分
話し手:藤野英人さん(レオス・キャピタルワークス 代表取締役社長・最高投資責任者(CIO))
第三部 パネルトーク「テーマ:暮らしとお金の関係」45分
パネラー:閑歳孝子さん(Zaim 代表取締役)
     藤野英人さん(レオス・キャピタルワークス 代表取締役社長
            最高投資責任者(CIO))
     加藤貞顕(ピースオブケイク 代表取締役CEO)



いやーなかなか刺激を受けた。
ふと思いつきで行ったんだけど、行ってよかった。

お金のことを、こんな風に語れる人たちがいるのかと。


まず、閑歳孝子さんの、投資をする前に考えることがあるんじゃないかという話から。

①今何にお金を使っているかを知る。
把握できてないお金は、いつの間にかなくなる法則があると。(あるある。苦笑)把握するだけで不安が解消することもあるし、なんとなく不安だということで心が消耗するのは人生の損失だと。

②これからやりたいこと、やるべきことを整理する。
自分が本当にお金をかけたいこと、もしくはお金をかけなくちゃいけないことってなに?やらなくていいことなのに、惰性でやっていることってあるんじゃないか。それをまず削っていく。(うん。)

③お金で解決できることと解決できないことを分ける。
一見、お金の不安として見えているものの下に、別の原因があることも。
(例えば、夫婦関係のコミュニケーション不足が原因なのに、それをお金の問題にすり替えてるとか)

この①〜③を先に見た後に、お金をどうやって増やすか、どこを減らすかを考えればいいと。

なるほど、なるほど。

Zaim というのは家計簿アプリで、これを使えばお金の出入りの現状が把握できるというわけね。
宣伝目的ではないと思うけど、確かに、そうだと深くうなづいてしまった。




次の、レオス・キャピタルワークスの 藤野英人さんの話も超面白かった。

日本人は現預金が好きで、今、960兆円の現預金が何もしないで眠っている。
これを投資や消費に向けたら、どれだけ大きなパワーになるだろうかと。
でも、みんな不安だから使わないでため込んで首を絞め合っている。
日本は金融リテラシーの教育機会が少なすぎる。
日本人の50パーセントが投資の勉強をしたこともないし、するつもりがないと言っている。投資が悪だと思っている人が多い。
金融知識が少ないから、だからオレオレ詐欺にも合ってしまう。
世の中にあるものはすべて投資で成り立っているのだから、投資を否定することは、人生を否定することと同じ。
投資とは、エネルギーを投入して、未来からのお返しをいただくということ。



なんか、話がうまいなー、
これが商売だからなのかなという思いは頭をかすめつつも(苦笑)、
私が今まで聞いたお金や投資の話の中で一番腑に落ちる話だった。



さてその後で、パネルトークの「テーマ:暮らしとお金の関係」

資産運用については、まずはidecoやNISAを使うといいと。
税金もかからないし、やらない手はない。
(私もそう思って、楽天証券の口座を開いたっきり、まだやっていなかった。汗)

閑歳さんは、ロボアドバイザーを使って少額でもいいから運用というのを経験してみて、やれそうだったら、その後でidecoやNISAをやってもいいのではないかと言ってたなぁ。

idecoでもNISAでも株式投資信託「ひふみ」も買えるそうだ。

投資の具体的なやり方としては、口座にあるお金の10パーセントくらいから始めるのが妥当。
貯金ゼロの人はまず貯める。
ただ、ロボアドバイザーとかNISAとか、すぐに引き出せるところに投資しながら貯める手もあると。

個別株に関しては、その会社が好きかどうか、その会社の仲間になるのが嬉しいかどうかで選ぶのが一番大事という話だった。
ずっと持っていたい、長い付き合いをしたいと思えるような、共感・尊敬できる会社だからこそ、成果も出ると。

そうか!!!
なるほど。

自分がリスペクトできる企業というのは、やはりそれなりの会社なのだから、成長して当然だと。
そうやって自分の尺度を信じて買う。

それだったら、すごくわかりやすい。
株があがるとか上がらないとかではなく、本当にいい会社だったら成長するし、自分も応援したいよね。


質疑応答の時間には、ベースのお金は必要だけれども、貧困を脱したらそのあとはお金と幸福は関係ないと、藤野さんも閑歳さんも言っていた。
健康といい人間関係が幸福の基本で、これは年収とは無関係。


私が一番心に残ったのは、
多くの人が「投資や労働が悪だというぼんやりとした思想を持っている」という藤野さんの言葉。


「働くことは楽しい、社会に貢献するのは素晴らしいことだということを、子供の頃から伝えなければならない」と。

ほんと、そうだ。

私はずっと投資や労働が悪だと思っていた。
そう思っていると生きる意味を失うんですよ。
なんで働いているかわからない。
そして生きる意味がわからなくなる。

大人を見ても、9時から5時まで自分の時間を切り売りして生きている、機械の歯車みたいな人ばかりで見本がなかった。

お金や労働は悪なのに、でも頑張れ・努力しろと言われ続けて、何を頑張ればいいのか皆目わからないのが私の人生だった。

すごいな。こういう考え方。
お金や投資に対する視点が変わる。

投資なんてやってもやらなくてもいいのかもしれない。
でも、自分が大好きな企業を応援することで、社会に貢献できるって考えたら、なんか違って見えてきた。


改めて、登壇していたお二人の経歴を読み返してみた。(私は両者とも知らなくて、初めて)


藤野英人さんは一般社団法人投資信託協会理事で、レオス・キャピタルワークス代表取締役社長・最高投資責任者。


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閑歳孝子さんは独学でサービスやアプリ開発の技術を学び、2011年に家計簿アプリ「Zaim」を個人サービスとして公開。2012年に法人化し、クチコミによりApp Store・Google Play・Windowsストアアプリの部門別国内一位の三冠を獲得。800万ダウンロードを超える国内最大級のサービスに成長させる。公益財団法人日本デザイン振興会主催グッドデザイン賞審査委員、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス 特別招聘教授。


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そして、noteやcakesを運営する会社、ピースオブケイクの代表・加藤貞顕さん。

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お金を語る人たちで、初めてまともな人たちに会ったという印象。

私も今まで何度か、お金の勉強をしようとしたことがあったし、自分のお金の預け先とか相談したこととかある。

でも、お金の先生とか自称している人のところに行ってみたら、お金の不安を煽った挙句に保険商品を売りつけようとされたり。
なんだ、お金の先生とか言ってるけど保険屋さんじゃん、保険を売りつけようとしてるだけじゃんと愕然としたり。
保険の話になる前にわかったので、商品だったら私は買いませんからと私が言って、話が中断。それなのに5千円も取られたことも。汗・涙

金融リテラシーとか言うけれども、お金のことを話す人でまともな人がいなさすぎるのですよ。私の印象としては。
だからみんなますます、だまされまいとして、手を出さなくなる。


あー、しかし今回は本当に行ってよかった!!

最近noteを自分でも書き始めて、それでたまたま見つけて出かけたイベントだったけど、行ってよかったー。
藤野さんの本『お金を話そう。』も早速買ってしまった。
ちょっぴり投資も始めてみようかなーと思っている。


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