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poetに滴る色《連詩》笠原メイ&うちゅ。

君が私を詩人にさせる
指先で文字をなぞり
君の打った濁点にまで痺れ
天にも昇る悦びに浸る

そんなわけないじゃない
魔が差したと私の上に乗り去った男など
指先舌先で滴り昇天などするわけないわ

心が欲しい 永遠の
退屈
ああ 愛が欲しい
ご用心
天使にも悪魔にもなれるよね君は

身体を許すより、魂を許し合えたら
もっと深くまで堕ちていけたのか

星の熱を感じるのは額で
それ以外は股の間で溶けるエクスタシー
もし愛が薬物ならば
中毒で死ぬのも悪くないだろ

言葉が欲しい 一瞬の
興奮
そう 愛はいらない
心配するな
天使の瞳に映った悪魔の涙に溺れよう

どれ程星が瞬いたの
闇を貪った二人、詩世界を創造してた

嫉妬狂いの中に使徒を忍ばせて
魔物を潜めた言葉の吐息は純真に
心も愛も永遠へ導く口づけ

魂ごと深く堕ちゆく二人
君に初めて光にされた夜
愛死への序章ね

蜘蛛の巣を騎士が剣で貫く
ウィルコ・ジョンソンのギターみたいな雨
夜明け前が一番冷えるねって

一口吸った煙草を咥えさせてくれた
眠っているとき脈を測ってくれた
黙って水色のペディキュアを塗ってくれた

起きたら手紙が机に置いてあった

あなたの涙は希望の色よ
透明だけど私には分かるの
でももうあんまりくよくよしないでね

✩°̥࿐୨୧

どちらがどの連を創ったかは想像してね
(必ずしも交互とは限りません🍀)

    連詩:笠原メイ&うちゅ。photo:うちゅ。

詩句集作りとして大切に使用させて頂きます ご協力ありがとうございます🌈ᵕ̈*