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こんな人と働きたい〜採用面接で聞くこと聞きたいこと〜

MATCHAでは現在、主にWantedlyを通じて人材を採用しています。これまで応募して来てくれた方は、のべ約4000人。期間は3年くらいでしょうか。

年間で1000人を越える人がMATCHAに関わりたいと考え、実際にアクションしてくれているということになります。

多分これはWantedlyを利用している企業の平均を大きく上回っているはず。本当にありがたいことだと思います。

僕もこれまでたくさんの方の話を聞きました。今回はMATCHAの採用面接で大切にしていること、どんな人を仲間にしたいと考えているのかをお話します。

学生の方は、就職活動の参考にしてみてください。

面接の場で必ず聞く4つのこと

編集者、ライター、インターン問わず、最低限以下のことを聞くようにしています。これはどの企業でもほぼ共通すると思いますが、なぜ会社側はこの質問をするのでしょう。僕なりの考えを紹介します。

1.これまで何をしてきたか(好みや経験、スキル)

仲間になってもらうのだから、その方がどんな能力や知見を会社に持ち込んでくれるのかを当然質問します。

期待するスキルを持っていることは大前提で、その上でその方が「何を好んで、いまの人生を歩んで来たのか」を聞きたいと思っています。

MATCHAの理念や目指すものがその方の目指すものと重なるのかを判断するためです。

特にベンチャー企業では、報酬や条件で十分な水準を保証できないぶん、同じ目標を一緒に追いかけられるのかが、大きな採用ポイントになります。

2.なぜMATCHAに興味をもったのか(きっかけや目的)

MATCHAという会社には、いろんな面があります。メディアという面、Web系の企業であるという面、インバウンド企業という面、多国籍な職場という点、ベンチャーという点です。

その中のどこに惹かれたのか、なぜそこに惹かれたのかを聞くことで、その人の目的意識や、人生においてやりたいことを知りたいと思っています。

会社の目標を会社全体で追うことと同じくらい、メンバーが自分の人生の目的をMATCHAで実現することを、MATCHAでは大切にしています。

ちなみに僕の場合は、「既存の存在に別の角度から光をあて、世界の価値を増すこと」です。

だから、どんなに優秀な人で、必要な人であっても「その目標、MATCHAよりあちらの企業に行ったほうが近づけるよ」と思えば、競合を紹介することすらあります。

また、どのような経路でMATCHAを知ったのかPRの面で参考にしたい、という理由もあります。

3.これから何をしたいのか(変えたいのか) 

MATCHAは生まれて数年のまだ若い企業。会社としてのあるべき形もずっと模索中です。

初期からいるメンバーだけでは、アイディアや視点が固定化されてしまいます。だから新しいメンバーには、「会社を変えること」「会社に新しい風を吹き入れてくれること」を期待しています

用意された環境で実力を発揮する人より、「自分が環境を作る」という気概を持った方を歓迎しています。

だから面接の場では「あなたが入ったらMATCHAはどう変わりますか?」と訪ねることにしています。

「会社のファンで、その中に入りたい」という声はすごくありがたいですが、それよりも「MATCHAのダメな○○を、私が☓☓に変えてあげる」、そう言ってくれる方の声を聞きたいです。

4.好きな旅行地はどこか、日本の好きな文化はどこか

「日本の魅力を発信したい」

そう言うことは誰にでもできます。本当にその人が日本のことが好きで、海外の方に何を知ってもらいたいと思っているのか、自分の経験と一緒に聞きたいと思っています。

だから面接では最後に「あなたの好きな旅行地はどこですか?」「MATCHAでは何を伝えたいですか?」と訪ねることにしています。

ライターや編集者やもちろん、デザイナーや営業であっても、MATCHAの人間であればこの質問に即答できるはず。

好きなことや性格、国籍が違っても、「日本が好き」という思いを共有していれば、一緒にがんばっていけると信じています。

最後に

ここまで書いて読み返してみて、我ながら青臭いことを聞いているな、と思います。繰り返しますが、もちろん上記は必要なスキルを持っていることが前提です。

その上で、一緒に気持ちよく働いていくためには、欠かせない点というものが、どこの会社でもあると思います。

自分にあった会社や仕事を探したい人は、その会社が一番大事にしていること、その会社のメンバーをつなぐ共通点を訊ねてみることをおすすめします。

それでは。

次回は、「こういう答えの人は気になる」「こういう人はあまり気持ちが惹かれない」、というお話をします。

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