作り話なんだろう　君が未来人だとか
画面の向こう側から　来たなんて
歪みの余地すらない　完璧な夢の話
昼が永遠に続いている　夜という概念もなく

太陽が沈まない世界線から
沈んでしまう私のいる夜に
愛していると　伝えてくれるなら
ずっと会えなくても　もう会えなくても
太陽が沈まない世界線を信じて
抱きしめられる　光る風塵が
この空の月よりも太陽よりも
綺麗だった

空想力が豊かなんだろう　君の友達も
好きな料理も風景も　嘘かもね
歪みを感じさせない 　憧れる夢に
隠した傷を知っている　 悲しいという概念もなく

太陽が沈まない世界線から
沈んでしまう私のいる夜に
愛していると　伝えてくれるなら
ずっと会えなくても　もう会えなくても
太陽が沈まない世界線を信じて
抱きしめられる　光る風塵が
この空の月よりも太陽よりも
綺麗だった

通信の音声が切れて　太陽はいつも通り
地球の裏側へ帰っていくだけ
永遠に残したいラブレターは
何に書けばいいのだろうか

太陽が沈まない世界線から
沈んでしまう私のいる夜に
愛していると伝えてくれるなら
ずっと会えなくても　もう会えなくても
太陽が沈まない世界線を信じて
抱きしめられる　光る風塵が
この空の太陽よりも月よりも
綺麗だった