エル上田(エル・カブキ)

誰かは傷つけるザイマン/柔術14年青帯/ほぼ毎日1分時事漫才https://youtu…

エル上田(エル・カブキ)

誰かは傷つけるザイマン/柔術14年青帯/ほぼ毎日1分時事漫才https://youtube.com/channel/UCKhxi7QByWwlZpymz8Oitig/ダースレイダー×エル・カブキ『うっかり』/HP https://lit.link/elueda/無所属

最近の記事

通算12回の単独ライブ(wiki調べ)をスゲーざっくり振り返る

単独ライブとは 18歳とかで養成所に入り、事務所に所属、事務所ライブで結果を出して、ある程度認められた人にしかできないもの。 というのが元々の認識。 そんな時期もあったような気もして、やらせてもらえた時の喜びは何にも代えがたく、与えられた箱を埋めなくてはならないというプレッシャーはドM心を刺激した。 【トンガッてる芸人】とか言われてTVに出たのがお初の露出だから、楽屋の隅で目つき悪いだけだと恰好つかないので、知り合いの芸人とかにお願いして無理矢理席を埋めてもらった。

    • 5年半

      5年半コンビを組んだ後輩が解散する。 と聞いて、 5年半組んたコンビを解散したことのある僕が飯に連れ出した。 が、言えることなんか何もないという当たり前のことにすぐ気がついた。 同じ職種だがやり方は皆それぞれだ。 何か言ってやれると思い上がったつまんないパイセンになってしまい、 「町内会のおじさんみたいでごめんね」 と合ってんだか合ってないんだか分からない例えでお茶を濁した。 46歳の同期と、28歳の沖縄から来て単独ライブばっかやってるたくましい後輩と、26歳で5年半のコ

      • 僕の居場所。

        90年代、見るものがTVしかなかった。 松ちゃんが本でベストセラー 浜ちゃんがCD爆売れ お笑い第3世代と呼ばれる芸人がTV界を席巻し、毎日コント番組、トーク番組、企画番組を見ても見ても追いつかず。 ボキャブラ世代が追っかけてきて、 お笑い戦国時代は、プロレス界の世代交代と相まった。 僕は憧れた世界に入り、色々あって「時事ネタ」とカテゴライズされる「漫才」をやっている。 他に呼び方が無いから自分でも分かりやすくそうタイトルを付けてライブをやっている。 ボキャブラ天国で

        • 今後、お笑いは劇場に戻る。のか

          TVが大好きで暇さえあれば見ていた。 TVの中の人になりたくて仕方なかった。 何度か箱の中に入り込むことに成功したが、長くは続かなかった。 TVに出るための下積みとして、ライブでネタを試すという作業を繰り返し、気がつけばライブが楽しくなっていた。 それでも自分に言い聞かせ、ライブでしかできないボケと、いつかメディアに行った時のための「練習」としてのボケを平場で意識して使い分けていた。 TVのオーディションに行き続けるも、通用しないままある時、脳はブラックアウト。 あまり

        通算12回の単独ライブ(wiki調べ)をスゲーざっくり振り返る

          3/25(土)12:30〜エル・カブキのオールナイトドバイ

          3/25(土)12:30〜 エル・カブキのオールナイトドバイ 60分間の生配信トークを行います。 スタジオ代スポンサード募集中 スポンサーバックをまた何か考えています。

          3/25(土)12:30〜エル・カブキのオールナイトドバイ

          解散する芸人と同じくらい金稼ぎ先の社員も見送ってる

          初めて5年の水道検針。 もう初期からお世話になってる社員さんはほとんどいなくなるくらい移動を見届けた。 始めて3ヶ月のとき、『ラジオの朝の顔』という奇跡のオファーが舞い込み、 「来年の春にはバイト辞めなきゃいけないかもしれません」 とイキってからもう5年。 奇跡のオファーは試用期間を経て、水に流れた。(水道だけに) 僕をこのバイトに紹介してくれた先輩は4年後M-1で優勝したし、バイトのコツを教えあった芸人達は売れたり引退したり解散したり、僕と同じく現状維持をしていたり。

          解散する芸人と同じくらい金稼ぎ先の社員も見送ってる

          カルトお笑い教団

          お前らは「そこ」じゃないだろ って散々言われてきたし、「それ自体」が終わったらなんにも残らなかった。ってのはとても惨めな気がするので自分にしかできないことならずっと模索してる。 でも「とにかくおもしろい」って審査基準に魅せられて、何度も決勝見て衝撃喰らった若い頃があるから負けると理屈じゃないところで喰らっちまう。 カルトから抜け出せない人ってこんな感じなのかな。 #2回戦落ちなのにこのタイミングで便乗 2022/12/27(火) エル・カブキ60分漫才で2022年下

          カルトお笑い教団

          毎日トレンドに知り合いの芸人の名前が上がる地獄世界線

          38歳、芸歴20年目、しばらくメディアには出ていない。 好きなライブやって、単独やればお客が来てくれて、これ以上はない(と思える)100分一本時事ネタ漫才を半年に一度やっている。 結成13年、M-1は二回戦で敗退。 Twitterのタイムラインには、今も行われ続ける予選のレポが“熱さ”を伴って流れてくる。 悔しさも同業者へのエールも、何も感じなくなるくらいに自分なりに色々経験しすぎた。…のかもしれない。 トレンド欄にはよくライブで一緒になったよく知ってる芸人の名前が代わる

          毎日トレンドに知り合いの芸人の名前が上がる地獄世界線

          打たれすぎた杭は出る 『闘魂と王道』 堀江ガンツ著

          新日本プロレスと全日本プロレスの2大メジャー団体。 新日がアントニオ猪木率いる過激派で、 全日が中学生にも優しい1000円席が用意された、明るく楽しく激しい、ジャイアント馬場の団体。 平成になんとなく見るようになって認識したプロレスの図式。 元々日本プロレス界の父 力道山の弟子であった二人がそれぞれ別れ… と、どんな文献を読んでも出てくる歴史を、1972年に立ち上がった両団体の50年を一年ずつフィーチャーした明るく楽しく過激な歴史書! 日テレとテレ朝をそれぞれバック

          打たれすぎた杭は出る 『闘魂と王道』 堀江ガンツ著

          ユニクロ潜入一年

          「ユニクロ請負工場 カンボジアでも“ブラック”告発」 などの過激なタイトルの記事が載った前著を名誉毀損で訴えられ、裁判で返り討ち。 その後雑誌に載った、 「悪口を言っている人は社員やアルバイトとして働いてもらって、どういう企業なのかを体験してもらいたい」 という社長の言葉を『招待状』と受け取り、 以前潜入取材していたユニクロで再度働くため、奥さんと離婚し即再婚。 名字を奥さん側に替えて再潜入。 常軌を逸したケンカ屋ルポライターは、御社が求めるアルバイト像を演じき

          11/5(土)19:00〜エル・カブキのオールユウガタニホン

          スタジオ代スポンサードを有志で募集中 こちらのnoteもしくは、生配信スパチャまで。 限定ステッカーお送りします。 #配信乞食

          11/5(土)19:00〜エル・カブキのオールユウガタニホン

          カルト教団芸人

          恐怖と痛みを繰り返し、思考停止に陥らせるのは、いつ終わるとも分からない「永遠」に感じられる拘束時間。 そうして空っぽになった心身に、優しい口調で語りかけ、全く新しい価値観を植え付ける。 なぜか分からないが涙を流し、生まれ変わった境地の信者が出来上がる。 ザ・カルト 「エル・カブキにいるのはファンじゃなくて信者でしょ。」と失礼な物言いをしてきた同業者になぜか少し納得した過去がある… 半年に一度の60分漫才単独ライブは拘束時間かよ! #ビリーバーズ

          推しの肌が荒れた もぐこん作品集

          アトピーだったり、先生が生徒に抱く恋心だったり。 SNS社会になって悪気のない思わぬことで炎上するのが当たり前になった。 扱うのが難しい題材を、扱うこと自体を諦めてしまったら… きっと「共感至上主義」の世の中で微細に感じた口に出しづらい心の動きも全部無かったことになってしまう。 「表現」と「商売」の狭間で揺れ動く青臭いロックな気持ちは今の時代も今風に。 コスパだなんだと分かりやすくバズれない表現者が笑われる時代クソ喰らえ。 そんな風に思わせてくれる闘う作者とまた出会えた。

          推しの肌が荒れた もぐこん作品集

          カルト教団 宗教2世問題

          カルト教団 宗教2世問題 人は生まれてくる環境を選ぶことはできない。 子供の頃、好きな子が家族で投票のお願いにきたことがあった。あの子は両親の後ろで本当は隠れたい気持ちだったのか、誇らしかったのか。俺は俺で隠れたかった記憶がある。 みんな何か抱えてる。 で、その子のことを本当に好きだったのかすら思い出せないし、それは一生分からない。 誰かに告白しろと暴力的に強制され、無理矢理作った好きな子だった。でも気づけばなぜか本当に少し好きになってた。 洗脳が洗脳を呼ぶ負のスパイラ

          カルト教団 宗教2世問題

          芸人読書ライブ最終回

          4年続いた芸人本紹介ライブ 「読者たちの集い」 思えば4年前、人に伝わるのは「熱量」だろと一番好きなプロレスラーの自伝を紹介するも不発。その後、本当に好きなものではなく皆が興味ありそうな本を自分なりに探して紹介するようになった。 賞レースになかなか勝てないながらも必死にパターン分析していた僕が考えついた方法。 それは思わずジャケ買いした「読んでない本について堂々と語る方法」を、その場で目次を見ながらプレゼンし「実はこの本1ページも読んでません。」 とオチを付けて優勝した。

          芸人読書ライブ最終回

          僕をもう一度だらしない身体にしてください

          絶対後悔させません! という謳い文句があるけど、 結構後悔するかもしれません。 というライブがやりたい。 こう言えなくなってしまったのは、ライブ後配信アーカイブを売るのが通常になってしまったからかもしれない。 TVタレントは、きっとうまくいかなかったパフォーマンスに対しても 「結構スベってるんで見ないで下さい」 とはあんまり言わないだろう。 制作、スポンサー、共演者、色んな人達と絡むお仕事だから。 幸か不幸かTVタレントになれないまま20年目を迎えた私は、コロナ禍を

          僕をもう一度だらしない身体にしてください