ルポ秋葉原

秋葉原で行われたライブ『読者たちの集い』

今日紹介した本は、
「ロックで独立する方法」忌野清志郎

「放送禁止歌」森達也

「ルポ川崎」磯部涼

の三冊。厳密には忌野清志郎の本を紹介したのだが、その派生として「放送禁止歌」、まだ読んでいる最中の「ルポ川崎」を紹介した。

「ルポ川崎」に出てくる川崎の桜本には一度行ったことがある。工場で働くか、その筋の人になるか、しか選択肢が無いような街からBAD HOPというヒップホップドリームを叶えたグループがいる。

その中のメンバー、T-Pablowは先日『水曜日のダウンタウン』に出演し「ダウンタウンさんの番組に出演しました」とつぶやいていた。そこにさん付けされるダウンタウンはどれだけ怖い存在なんだ!と、オチを付けた。

この本に出てくる街、川崎南部。僕がずっと育ったのは川崎北部。近いようでいて全然違う街が描かれている。

自分が育ったどうしようもない環境のことを唄って彼らは表現している。忌野清志郎はロックで政治を歌って言った。

「音楽でニュースになるのはCDを何万枚売っただとか、何万人集まって何人倒れただとかばかり。俺は歌の内容でニュースを作った。ロックンロールニュースメイカーだ」と。

表現したいことがあるのか、金を得るためなら何でもやるのか、中途半端な現状の自分をフォークで刺すかのごとく僕はアブドーラ・ザ・ブッチャーのTシャツを着て本を紹介した。

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