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あなたはあの人になれない。しかし、あの人もあなたになれない。

人間は、歳を経て自分になっていくのかもしれません。

これを考えるきっかけになったのが、この文章です。

「あなたはあの人になれない。しかし、あの人もあなたになれない」

うろ覚えですが、「ジセダイ」という星海社のサイトでライターの中川淳一郎さんへのインタビューで拝見した記憶があります。

http://ji-sedai.jp/

当時の自分は「こうなりたい、と思える」憧れの相手がいました。
仕事ができるようになりたくて必死に努力するも、なかなかその人のようにうまくいかず、モヤモヤした日が続いていた事を覚えています。

そんな時にこの文章に出会い、大げさに言ってしまえば救われました。
人間何をしようが、「自分にしかなれない」話なんだと今は理解してます。
同じ経験をしたことがある人間がこの世に一人としていない以上、結局は自分は「誰か」にはなれません。
そして、それは同時に他の人間も自分になれない事を指します。

どれだけあがこうが「自分にしかなれない」というのは、決して冷酷ではなく、とても暖かいと思います。自分に似合う服装やスタイル。生き方が分かってくる、というか。

一人一人がかけがえのない存在でありそれは、凄く尊い事だと思います。
代えが効きない人間の集合が社会ならば、それはとんでもなく美しい事ではないでしょうか。

ふと、そんな事を思いだした土曜日でした。

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