新規事業が失敗した原因を振り返って。何でも自分でやろうとし過ぎた
今年からサービスのリニューアルや新規サービスの開発を再び担当する事になりました。
実は、以前にも新規事業開発は担当した事があります。当時は結果として何も残す事が出来なかったんですよね。自分なりに試行錯誤しながら進めていたのですが、何も出来ず不甲斐なさに苦しんだ事をよく覚えています。
今回は、その理由を改めて振り返ってみたいと思います。
レゴシリアスプレイで作った当時の心境です。左が追い詰められていた自分の心境を表しています。右が理想の仕事の進め方のイメージです。
原因1:何でも自分でやろうとし過ぎた
まず一つ思い出すのは、過剰に責任感を感じてしまい、自分で何でもやろうとしていた事です。体制としては、数人のメンバーでチーム体制を組み市場調査から仮説検証を行っていました。
自分のポジションは新規開発プロジェクトにおけるリーダー的な立ち位置でした。進捗はマネージャーに定例報告。他のメンバーは兼務で業務を担当してくれていましたが、今思うとあまり信頼出来ていなかった気がします。
新規事業の成功は自分が何とかしなくてはいけない、、と周囲を頼る事をすっかり忘れてしまっていたんだと今となっては思っています。
何というか何か新しいタスクが発生すると、とにかく無理してでも自分で全てやろうとしていた記憶があります。
他のメンバーは兼務で忙しいんだから、自分がやらないと、と言いながら結局は一緒に仕事をする人を信頼出来ていませんでした。
周囲を信頼出来ないと自分が苦しくなる
当時の心境です。圧倒的孤独感と不安を感じていたんでしょうね笑
Mtgでもどこか重い空気が流れ、もはや一緒にいるのが苦しくなっていきました。
当然ですが、新規事業なので不確実性は非常に高い業務です。
前に進んでいるのかどうか全く分からない状態が続く事も多々あります。そのなか、他人を信頼できない状態が続くと精神衛生上よくありません。
加えて結果を求められると過剰に思い込んでいた自分は、少しずつ辛くなっていきました。何をやっても上手くいかず、いくらもがこうが打開策も見えず、当時はかなり大変でした。
新規事業開発こそ「信頼関係」が重要
理想の新規開発の進め方のイメージ。個性の違うみんなで協力しながら、1つの花を育てていく形です。
誰も正解が分からない新規事業開発なので、不確実性が非常に高いです。
せめて一緒に仕事を進めるメンバーの中でのコミュニケーションはクリアにしておかないと、あっという間に行き詰ります。
遠慮してる関係ですと、「ヒントになる情報」が埋もれてしまうからです。
そこで重要なのは「信頼関係」ではないでしょうか。
お互いを信頼し合えるから本音で話せる。月並みではありますが、新規事業開発こそ一緒に働くメンバーを信頼して、何でも言い合える関係性を作るべきなんだな、と感じています。
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