ベストなタスク管理はそもそもtodo化しない
営業の仕事を始めたころの上司が超絶仕事出来る方でした。営業、人事、広報と対応範囲も幅広いですし、とにかく仕事が早いんですよね。
一度タスク管理に悩んでいた頃、タスク管理について聞いたところ驚く答えが返って来ました。
タスク管理はしない。その場で全て終わらせるかな
その場で終わらせ、todo化しない
そもそもタスク管理はどれだけ効率化を図ろうとも「管理工数」が発生します。その時間が無駄だと上司は言っていました。
タスクを入力する→いつやるか決める→その時に思い出す
実は、タスクの細切れってかなり工数が掛かります。人間はタスク取り掛かるまでの初動に時間を要するため、後回しにすると余計な時間がさらに発生してしまうのです。
確かによく観察すると、何かタスクが発生した際はその場で終わらせていました。誰かに聞く程度のタスクでも、その場で連絡を取っていましたしオープンスペースでMtgの場合は、その場で声を掛けていました。
タスクは覚えているだけで頭の一部を取られている
タスクは取り組んでいる時だけではなく、「いつかやる」と覚えているだけでも頭のCPUを一部使っています。ブラウザが開いていて処理が遅いPCのようなものかもしれません。
加えて適切な人に仕事を振り分けるのも非常に上手い印象がありました。リソースの最適化や調整能力にも長け、現状で最高のパフォーマンスを発揮する本当に優秀な方でした。
また、やらない仕事の判断も上手くされていた記憶があります。
そもそもやらなくていい仕事も世の中には存在します。「なんとなく」惰性で続けていたり、本来必要ではないにも関わらずリソースが余っているがゆえに必要のない仕事を作り出す事も。
そこを上手に区切り、「本来やるべき事」に集中して仕事をされていました。今は別の環境で働いていますが、思えば本当に優秀な上司でした。
今でも尊敬しています。
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